クラシックでお洒落。ヤマケイの『アルペンカレンダー』90年前の完全復刻版が発売
写真の美しさから、カレンダーをはじめ山岳や自然の分野で親しまれてきた株式会社 山と溪谷社(通称:ヤマケイ)。そんなヤマケイから、『創刊90周年記念 復刻デザイン版 アルペンカレンダー2022』の発売が開始された。デザインは、1931年に発売した『アルペンカレンダー1932』の完全復刻版だ。
毎年70タイトル以上の写真カレンダーを刊行するヤマケイ。山岳雑誌『山と溪谷』創刊の翌年1931年(昭和6年)に発売した『アルペンカレンダー1932』の実物を見た者は今までになく、幻の存在とされてきた。ところが発売から90年目にあたる今年、改めて捜索すると倉庫の段ボールから発掘されたため、復刻することが可能になった。
『アルペンカレンダー2022』の特徴
(1)ウイークリータイプで、毎週1~2点の日本の山の写真が週替わりで楽しめるデザイン
(2)富士山・穂高岳など、今なお愛される名峰を掲載
(3)北は千島のアライト山(2339m)から、南は台湾の玉山(新高山、3952m)まで収録し、当時の時代を反映する構成
(4)近年、規模の縮小が問題となっている蔵王の樹氷原を捉えた写真や、まだ開発がさほど進んでいない上高地の写真などもあり、今と90年前の山の姿を比較できる
(5) 冠松次郎や塚本閤治といった山岳写真の巨匠による作品も見逃せない!
復刻版は、日付や曜日のみを2022年のものに置き換え、写真などのデザインは当時のものをそのまま再現。セピア色の写真や活版印刷のフォントなどが昭和初期のクラシックな雰囲気を醸し出している。
色彩豊かなカラー写真も魅力的だが、来年は少し趣向を変えて、登山の長い歴史を感じさせるクラシックでおしゃれなカレンダーとともに1年を過ごしてみてはいかがだろうか。
【商品詳細】
書名:『創刊90周年記念 復刻デザイン版 アルペンカレンダー2022』
価格: 2,200円(本体2,000円+税10%)
発売日:2021年10月12日
仕様: A5判(225×151mm) 54ページ 週めくり
取扱店:紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂書店、Amazon(一部取り扱いのない店舗あり)
※紀伊國屋書店、丸善ジュンク堂書店での販売は10月下旬より開始。
※全国の書店様からのご注文によるお取り寄せ可能。
『創刊90周年記念 復刻デザイン版 アルペンカレンダー2022』販売ページ
山と溪谷社
1930年創業。月刊誌『山と溪谷』を中心に、国内外で山岳・自然科学・アウトドア等の分野で出版活動を展開。さらに、自然、環境、ライフスタイル、健康の分野で多くの出版物を展開している。