天然温泉併設のホテルクオリティキャンプ場【大河原温泉アウトドアヴィレッジ かもしかオートキャンプ場】
滋賀県と三重県の県境に連なる鈴鹿山脈。その豊かな自然に包まれた鈴鹿国定公園内に、「大河原温泉アウトドアヴィレッジ かもしかオートキャンプ場」がある。目の前には野洲川の源流が流れ、周りを見渡せば壮大な山々や満天の星空が広がる。そんな大自然に囲まれたキャンプ場でありながら、ホテルクオリティのおもてなしを受けられるのが特徴だ。
代表取締役の林さんによると、キャンプ場が設立されたのは、地元から愛される「大河原温泉かもしか荘」が赤字に苦しんでいたことがきっかけだそう。地元のホテルに10年勤続していた林さんは、株式会社かもしかリゾートを設立し、大河原温泉かもしか荘の経営を引き継ぐことに。なんとか黒字経営へと転換するために試行錯誤を重ねた末、大自然を活かしたかもしかオートキャンプ場へと生まれ変わった。
最大210㎡のSAサイトをはじめ、広々とした各サイトはファミリーやグループでもゆったりできる。キャビン付きサイトではエアコンや小型冷蔵庫が装備されており、キャンプ初心者でも安心できる充実ぶりだ。
そんなかもしかオートキャンプ場の楽しみ方を林さんに聞いた。「まずは自然を受け入れて感謝し、その中でアクティビティや食事、焚火などの非日常を楽しんでください」。
春には満開の桜、夏の川遊び、秋の紅葉、冬の雪遊びなど、一年を通してアクティビティが満載だ。ほっとひと息つきたくなったら、施設内に併設された大河原温泉かもしか荘で源泉掛け流しの湯を堪能できる。2021年3月には、無料利用できるジャグジーも新設された。
「小規模なオートキャンプ場ですが、ホテルが経営するキャンプ場なので全てにおいてホテルクオリティを目指しています。接客や清掃では、口コミ評価で高評価をいただいています」(林さん)。
オープンから携わり、かもしかオートキャンプ場を人気スポットへと成長させた林さん。滋賀県は甲賀忍者縁の地ということから、こんなおもてなしもしている。
「ほぼ毎日、甲賀流忍者の姿でキャンプ場の見回りをしています。子供たちに会うとじゃんけんゲームをしてささやかなプレゼントをあげているのですが、とても喜んでくれるんですよ。子供たちの笑顔を見られることが、最大の喜びでやりがいです」(林さん)。
洗練されたおもてなしと、アットホームなくつろぎを同時に味わえるのは大きな魅力。京都・名古屋の市内からは約1時間と好アクセスなのも嬉しい。キャンプ場を訪れるときは、天然温泉も堪能するのがマストだろう。
大河原温泉アウトドアヴィレッジ かもしかオートキャンプ場
滋賀県甲賀市土山町大河原1104