さんま焼き師ってナンダ!? 後編
文・写真/斉藤正文
さんま焼き師認定試験の2日目は、学科試験の前に事前講習が開催されます。参加者は、受験生のように前の日に配られたテキストを読んでいました。前日、知り合いになった仙台から来た方は「世界さんま焼き師活動報告会・交流会」で盛り上がり、遅くまで飲んでいてお疲れのご様子です。他にも遅くまで飲んでいた方が多かったよう、皆さんお疲れモードでした。僕も、3年後の更新の時は絶対参加しよう!と思うのでした。
さて、学科試験の事前講習をしてくださるのは、前日の実技の講師を務めたさんま焼き師「師範第1号」の田端隆志さんです。昨日のベテランさんま焼き師の姿とは全く違い、今度はどこからどう見ても会社員のような出で立ちです。それもそのはず、大船渡商工会議所にお勤めだそうです。
「問題が出るところは、何度も読みますので〇してください」
テキストに従って講習を受けるのですが、しばらくすると田畑さんの念仏(笑)が始まりました。ここが出るのか! 田畑さんの軽快なトークも相まって、45分の事前講習はあっという間に過ぎたのでした。全20問、既定の時間が過ぎれば、書き終わった方から退出できるので、お昼前には終わります。
心配していた学科でしたが、田畑さんの念仏をしっかり聞いていれば、スラスラ書けますのでご安心ください。
試験結果は、8月上旬に郵送されるそうで、定価1500円のさんま焼き師の落款入りタオルがもらえます。(一般に売られるのは、さんま焼き師の落款のないタオルです)
「あれ? 受験料2000円だと赤字になるのでは?」と思ってしまうほど、お得な内容ですよ!
そして、ここからはさんま焼き師の認定試験で訪れた際に僕が行った大船渡のオススメスポットの紹介です。
まずは、カモメテラスで食べられる「カモメソフト」です! 春に来たときは1種類だったのですが、今回はラズベリーがラインナップに加わっていました。カモメテラスもオシャレですし、映えること間違いないですね。
ちなみにカモメテラスは、あのカモメの玉子で有名な齊藤製菓さんのお店で、いろいろな種類のカモメの玉子が販売されています。今回、僕は期間限定のメロン味を購入しました。ほかにもリンゴ味などもありますので、季節毎のカモメの玉子を探しに来るもいいですね!
そして、今回の昼食は、キャッセン大船渡内にある湾岸食堂に行きました。カモメテラスから歩いて行ける距離です。
湾岸食堂さんは、オイスターバーで普段は夜の営業だけになるようですが、今年6月からランチを始めたそうです。他のランチメニューも美味しそうで悩んだのですが、僕が選んだのはトロットロのオムライスです。
こりゃうまい。次回はパスタもいいなぁと思いつつ、大船渡さんま焼き師の旅は終わるのでした。
今年も9月23日に、大船渡市のさんま祭りが東京タワーで開催され、3,333尾のさんまが無料で振舞われます! お近くの方は、本州随一のさんまの水揚げ量を誇る大船渡のおいしいさんまをぜひご賞味ください。試験に合格していたら、僕も東京タワーでさんまを焼いているかもしれませんよ。
詳しい日程は、今後大船渡市観光物産協会のホームページに掲載されますので、定期的にチェックしてくださいね!
大船渡市観光物産協会
http://sanriku-ofunato.or.jp
カモメテラス 三陸菓匠さいとう総本店
https://kamometerrace.com
湾岸食堂(フェイスブックページ)
https://www.facebook.com/wangansyokudou/