移住先として”選ばれる町”へ!山口県・道の駅阿武町に「ABU キャンプフィールド」 オープン!
山口県阿武町の全国の道の駅発祥の地でもある「道の駅阿武町」に併設する「ABUキャンプフィールド」が3月12日にオープンした。
ABUキャンプフィールドとは?
日本海に面した人口 約 3,000 人の小さな町「阿武町(あぶちょう)」があるのは山口県北部。コンビニはなく、あるのは古くから阿武町の暮らしを支えている「森」「里」「海」の豊かな自然だけ。2018年9月には町全域が日本ジオパークに認定された。
街の主な産業は、農業や漁業などの第一次産業。「道の駅阿武町」には地域の新鮮な生産物が並び、まちの玄関口として賑わいをみせる。
ABUキャンプフィールドは、 ゆっくりと腰をかけて阿武町を体験できる 「まちの縁側」をコンセプトに、阿武町の暮らしを体験できる第一次産業に関連する様々なプログラムに参加することも可能だ。
施設内には、カフェ、テストキッチンなども併設。キャンプフィールドは住民との交流の場でもあり、一次産品を使った料理の作り方、食べ方を地元の方などをテストキッチンを通して教わることにより、阿武町という地をより深く知ることができる。
また、道の駅に隣接しているという立地を活かし加工場も新設。阿武町内の生産者が加工品をつくり、道の駅やキャンプフィールドで販売することで、お客様の反応をダイレクトに感じることができ、更なる商品開発のヒントを得ることができる場となっている。
ABUキャンプフィールドの利用者が利用できる調理場でもあり、地元食材を使った料理教室などのイベントも企画中だ。
なぜ、キャンプを目的としないキャンプ場を作るのか?
平成の大合併時代に、合併しないことを選択をした阿武町。町に誇りを持つ住民が多いものの、少子高齢化や人口減少により、基幹産業の真の魅力を上手に町外に発信できていないどころか、人手不足から基幹産業の継続が困難になっていた。
これらの課題を解決するべくして、阿武町は”選ばれる町” になるためのキャンプ事業構想を開始。
2007年から本格的に移住促進事業をスタートさせると、毎年10件程度の移住に成功したが、この移住をさらに加速させることが課題解決に繋がると考えている。
『移住先として”選ばれる町”』になるためには、まず阿武町の魅力を知ってもらうこと(関係人口拡大)が重要だ。
その第一歩となるのが「ABUキャンプフィールド」。ひととものの流れを整え、阿武町の魅力に触れてもらうことで、地域内循環を目指している。
ABUキャンプフィールドで体験できるプログラム
農林水産業のプロがサポートする「体験プログラム」。阿武町の暮らしや一次産業などを体験できる様々なプログラムが用意され、体験プログラムの講師は地域住民などが担当する。
・無角和牛ツアー & 肉焼き講座(阿武町には、和牛全体の0.01%しかいない大変貴重な“無角和牛” が飼育されている)
・スウェーデントーチ作り
・料理教室(魚捌き体験/ダッチオーブン)
・海士体験(夏季実施)
・定置網の水揚げ見学
・シーカヤック
・草木染め
・壁掛け作り など
「ABUキャンプフィールド」での体験は、都会から離れた暮らしのイメージをもついい機会になるだろう。
ABUキャンプフィールド 施設概要
施設名 :ABU(アブ)キャンプフィールド
住所 :山口県阿武郡阿武町奈古2248-1(道の駅阿武町隣接)
電話 :050-3555-8063
利用時間:チェックイン13:00 チェックアウト11:00
(デイキャンプ利用 10:00〜16:00)
敷地面積:約23,000㎡(サッカーコート約2.7面分)
サイト数:全62サイト
利用料金:電源区画サイト 5,500円
フリーサイト 4,400円
デイサイト 2,750円
オフィシャルサイト / Instagram / facebook