編集部員がリアルチェック! 今人気のTC素材ロッジテント
「コテージ型」「ハウス型」とも呼ばれ、 90年代には人気のあったロッジ型テント。 その使いやすさから、近年再注目されている。 今回は気になるモデルを徹底検証!
おしゃれなデザインのT/C採用モデル
ogawa
オーナーロッジ タイプ 52R T/C
正面にデザインされた格子窓が、クラシカルでかわいらしい印象の「オーナーロッジ タイプ52R」。これにT/C生地を採用したのがこのモデルだ。
雨の影響を受けやすいフライシートの屋根には、耐水圧1800mmのポリエステル生地を採用しているが、サイドとインナーテントに肌触りのいいT/C生地を採用。これによりレトロ色が濃くなっただけでなく、通気性や保温性も期待できる。
リビングチェック
広い前室はないので、リビングは基本的にタープを使って作る。タープなしでリビングを作りたい場合は、別売りのポールを使ってリアキャノピーを張り出すといいだろう。
寝室チェック
インナーテントは壁面がT/C生地、フロアシートには耐水圧1800mmのポリエステル生地を採用している。フロアサイズは約300×220cmで、大人5人が就寝できる広さがある。
換気チェック
リア上部に三角形のベンチレーターを装備。全閉・メッシュ・全開にすることが可能だ。両サイドやフロントにあるメッシュ窓と合わせて、しっかりと換気することができる。
そんな正面のデザインに比べると、背面はフラットで非常にシンプル。しかし、パネルはキャノピーとして張り出すことができ、ちょっとしたリビングとして使うことができる。天気がよければタープを張らず、リアリビングで過ごすというのもいいだろう。
注目のポイント①センター開きの出入り口
出入り口はセンターと下部左右のファスナーで開閉。メッシュパネルを装備しているので、通気性を確保しながら虫の侵入を防ぐ。
注目のポイント②かわいい格子窓を採用
出入り口の左右には、かわいらしい格子窓をレイアウト。メッシュ生地なので、全開にすれば非常に通気性が高くなる。
注目のポイント③両サイドに大型メッシュ窓
フライシートとインナーテントの両サイドに大型メッシュ窓を装備。メッシュ生地も開けられるので、侵入した虫も楽に追い出せる。
全体のサイズ感は、ロッジ型テントとしてはコンパクトな印象。しかし前室が設けられていない分、サイズが小さくなっているだけで、寝室はゆったりと作られている。大人5人が余裕をもって寝られ、着替えなどの荷物も持ち込める広さがある。4人家族ならさらに快適に過ごせるはずだ。
DATA:
高さ約208cm 幅約310cm 奥行き約260cm
収納時
重量約21.2kg 約84×30×44cm
PHOTO/中里慎一郎
TEXT/牛島義之
出典:GARVY2022年6月号