ポイントがわかれば難しくない! タープの設営方法6つのポイント
設営するのが難しそうなタープも、風が吹いていなければひとりでも簡単に設営できる。張り綱の角度やテンションのかけ方を知れば、どんなタープでも応用できるようになる。
①設営したい場所にタープを広げる
キャンプサイトを決めたら、タープを建てる場所にタープ本体を広げる。メインポールと使用する張り綱、ペグも、タープに取り付ける場所に置いておくと作業がはかどる。
②張り綱とポールで三角形を作り、ペグを打つ
タープ稜線からまっすぐ伸びるようにメインポールを置き、その両脇に二又の張り綱を広げる。ポールと各張り綱が描く角度は約30度。ポールの端と同じ位置にペグを打っておく。
③ポールを立ち上げる
自在金具を調整して張り綱を長めに伸ばし、ポールを1本ずつ立ち上げる。1本を立てたら、タープを引っ張りながら反対方向へ行くと立てたポールが倒れることはない。
④シワがないよう張り綱をペグで固定
そのほかの張り綱をセット。タープの中心点から張り綱を伸ばすようにし、張り綱の長さをそろえるとシワが出にくい。できたシワは直角方向の張り綱を引っ張ると解消する。
⑤これで完成!
バランスよく建てられたタープは見た目も美しい。最後に全体をチェックして完成! この下にキャンプギアを配置していくのだが、まずはタープがしっかりと張れていることが重要なのだ。
⑥テントと組み合わせる
自立するテントは、タープを建てた後に入れ込むとバランスよく接続できる。メインポールの脇、タープの横のいずれかに接続するが、これはテントの幅・大きさにあわせて。
基本の張り方でシワと力加減を覚えて
オープンタープは一枚のフラットな布から生まれているのでとても軽量で扱いやすい。ただし、タープの場合、シワが生まれるとテント以上に雨や風の影響を受けやすくなる。シワなく、美しく設営しよう。
ファミリーキャンプでもっともスタンダードなのはヘキサ(六角形)タープで、2本のメインポールを使って山型にする張り方。サブポールがあれば、片側を高く持ち上げて開放感と居住性を両立できるので、ぜひ用意しておきたい。
タープは、折り紙のようにいろいろな形に変形できる。シワのない基本の張り方をマスターしたら、アレンジも考えてみよう。
PHOTO/猪俣慎吾
TEXT/大森弘恵
協力/sotosotodays、ヤマケン
出典:ガルヴィ2022年6月号