セルフメンテナンスが重要! バーナー&ランタンのお手入れ
汚れをしっかり落としてOリングも確認
ガスバーナーとガスランタンは、ほぼメンテナンスフリー。油汚れやゴミを拭く程度で大丈夫だ。ただし、メンテナンスフリーではあるが、ガスカートリッジの接続部にあるOリングはいつの間にか劣化しているので、気づいたら交換を。そのほかの不具合に気づいたら自分で修理しようとせず、メーカーに連絡しよう。
ガソリンを用いるバーナーとランタンは、不純物の少ない純正ホワイトガソリンを使い、定期的にリュブリカントを差しておくだけでトラブルを防げる。とはいえいずれジェネレーターやポンプカップの交換時期はやってくる。自分で分解、交換できるのでやってみて。
薄めた洗剤で油汚れを拭き取る
バーナーで調理すると、風防には油はね、汁受けには細かな野菜くずが付着しているもの。水拭き(ひどい汚れは薄めた洗剤で拭き取ってきれいに)し、から拭きをして清潔をキープ。
ゴトクの錆びは真ちゅうブラシで
ゴトクの錆び、汚れに気づいたら、柔らかな真ちゅう製ブラシでゴシゴシ磨く。汚れが落ちたら防錆スプレーを吹きつけて、から拭きすればピカピカになって気分もいい。
Oリングとネジ山を確認
ガスバーナー、ガスランタンは扱いやすいが、長く使っていると燃料の口金についているOリングが劣化してくる。Oリングのひび割れや乾燥に気づいたら取り替えよう。
リュブリカントをさして動きよく
ポンピングが必要なストーブやランタンは、定期的に専用リュブリカントをさす必要がある。動きがなめらかになるし、その奥のポンプカップの乾燥を防ぐためだ。
グローブの汚れ落とし
ランタンのグローブは、きれいに見えていても指紋やススが付着して、いつの間にかうす汚れてくるものだ。たまには柔らかな布でグローブの内側と外側を磨く。たったこれだけで明るさが一段変わる。
白いくもりがあればグローブ交換
マントルが破れているのに気づかず使うと、ガスが噴き出してグローブが白くくもってしまう。そのまま使うと水滴がつくなどちょっとしたことで割れてしまうので交換を。
マントルの補充をしておく
ランタンによって使うマントルは異なる。必ずしもキャンプ場の売店で販売されているとは限らないので、キャンプ後には自分のランタンにあったマントルを補充する。
虫やゴミを取り除く
ランタンのグローブを取り除くと、思いのほかゴミがたまっているもの。ゴミを吹き飛ばし、柔らかな布でから拭き。余裕があれば、ネジなどを増し締めしておこう。
余裕があれば!
ポンプカップとプッシュオンナット、ジェネレーターを確認
ポンプノブの先についているポンプカップとプッシュオンナット。ポンプカップはひび割れ、プッシュオンナットもゆがんでいることがある。調子が悪いときは、取り出して確認。また、ジェネレーター内部には、いずれカーボンがたまる。不具合に気づいたら自分で取り替えよう。
TEXT/大森弘恵
出典:ガルヴィ2022年6月号