定期的なお手入れが大事! クーラーボックス、ジャグ、寝袋、マットのメンテナンス術
キッチンまわりの道具は衛生面に配慮
ファニチャーは地面に直接置くので汚れがたまりやすい。汚れがたまったままにしておくと可動部の動きが渋くなり、きちんとセットできなくなる。そんな状態で体重をかけると壊れかねない。きちんと洗うことは、清潔さを保つ以上に、破損防止のためにも大切なのだ。
また、キッチン周りの道具は洗うだけでなく、一歩進んで除菌もしておきたい。漂白剤を薄めた液で拭き取ってもいい。
寝袋は20〜30泊ごとに洗濯すればいいが、意外に重労働。家族分を1日で洗濯するのではなく、1日1個、順番に洗濯しよう。
クーラーボックス&ジャグを洗って除菌
底にたまった水には雑菌が繁殖しやすいし、また知らないうちに汁がこぼれているなどクーラーボックスの内側は汚れやすい。使用後は水洗いして細部までよく乾燥。仕上げに除菌スプレーを吹き付けておきたい。
底にある排水用の溝やドレンプラグは特に汚れがたまりやすい。気づいたら汚れを拭っておく。
ドレンの汚れをかき出す
クーラーボックスなどのドレンは、歯ブラシなど細いブラシを使ってドレン内部の汚れをかき出す。分解できるものであれば、分解して洗えばスッキリ! ここも仕上げに除菌スプレーを吹き付け、乾かしておく。
ファニチャーの可動部にオイルを塗布
テーブルやチェアの可動部には潤滑油を吹き付ける。潤滑油が付着したままだとかえって汚れがたまる。雑巾をあてて汚れを吹き飛ばしながらオイルアップし、余分な油は拭い取っておこう。
ポールを接続して組み立てるテーブルやチェアは、テントと同じく接続部に潤滑油を吹き付ける。
寝袋はバスタブで押し洗い
バスタブにぬるま湯をはって押し洗いするのが基本。脱水はしぼらず、上から手で押さえて水分を押し出し、最後にタオルに挟んで水分を吸い取る。同じ要領ですすぎ、脱水を繰り返して陰干しする。
マット類はギアクリーナーで汚れを落とす
マットは素材にあったクリーナーで汚れを落とし、直射日光が当たらない場所に広げてしっかり乾燥。エアマットは内部に湿気がこもりやすいので、できるだけポンプでふくらませるほうがいい。
注意! 説明書の指示に従って洗濯を
寝袋は洗濯の表示を確認。洗濯機や乾燥機の使用、水温の指示に従うことで機能を維持できるのだ。また、洗う時はファスナーやベルクロを閉じておくことも重要。
TEXT/大森弘恵
出典:ガルヴィ2020年6月号