ベテランキャンプインストラクターが感激! おいしい「釜めし」は悩みがちなキャンプ飯の救世主!
キャンプのごはんは悩みがいっぱい。料理に凝ると子どもと過ごす時間が減るし、かといって焼き肉だけでは味が単調になってしまう。あまり手をかけなくても、子どもがもりもり食べて、親子でキャンプを思いっきり楽しめる料理、それが釜めし! 実際に作って食べてみよう。
キャンプの悩みの種を簡単食材で解決!
初めてのキャンプで不安なのが炊飯だ。日頃は炊飯器のスイッチを押すだけ。上手にごはんを炊けても、冷めてしまうとおいしさが半減するのも悩みの種。食べきれずに余らせるのは避けたいところだ。
そんな悩みを、親子でハッピーなアウトドアを提案する野外教育のプロ、小清水哲郎さんに相談。
「市販の具を使った釜めしはどうでしょう。包丁を使わないし、固形燃料なら火加減の心配もなく、子どもの初挑戦にも向いているんですよ」
小清水さん親子が使っていたのは、むらせ×葉山鳥ぎん監修の「たこ釜めし」と「とり五目釜めし」。3人で作ってみよう!
体験したのは……
野外教育の指導者講習からアウトドアギアの比較まで、業界を支えるアウトドアコンサルタントの小清水哲郎さん。ウィルダネスリスクマネジメントジャパン理事でもある。今回は、キョウくん(7歳)、ユズちゃん(4歳)も撮影に参加。
ファミキャンごはんの4つ悩み
①炊飯の火加減が今ひとつわからない
「はじめちょろちょろ、なかぱっぱ♪」という歌があるけれど、ちょろちょろって何? 何分くらい火にかければいい? 水加減は? 鍋での炊飯は不安がいっぱい。
②調味料と食材が増えがち
家族のためにバランスのいい献立を考えるが、1品増えるごとに調味料が増えていく。小分けにすると持ち運びやすいけれど、その準備に時間がかかるし、種類が増えると保管も大変。
③キャンプ場で計量の仕方がわからない
計量カップや計量スプーンを持っていければベストだけれど、うっかり忘れてしまうことも。シェラカップに目盛りがついていればいいけれど、ない場合はどうすればいい?
④子どもに包丁や火を使わせてもいい?
子どものケガが心配で遠ざけがちな刃物と火。バーナーやマッチ、包丁を使わせられるのは何歳から? やはり子ども用の包丁やキッチンばさみを用意しないといけないの?
これらの問題を解決するのが……
葉山鳥ぎん監修 「行列ができる釜めし屋さん」シリーズ
「むらせ×葉山鳥ぎん監修 たこ釜めし」
2合分(無洗米280g+具入り合わせ調味料140g)
「むらせ×葉山鳥ぎん監修 とり五目釜めし」
2合分(無洗米280g+具入り合わせ調味料142g)
米食文化の伝承と創造に貢献する食品メーカー「むらせ」の釜めしセットは、粒の大きさにこだわった無洗米・雪若丸(山形県産)付き。具と合わせ調味料は、釜めしが評判の「葉山鳥ぎん」総料理長が監修しており、だれもが名店の味を再現できる。ほどよい粘りと粒感が特徴の雪若丸にうま味がたっぷり吸い込まれ、箸が止まらない!
子どもたちがシェフになって釜めしを作ろう!
日常的にピクニックを楽しむ小清水さん親子だけど、子どもたちにとっては初めての調理体験。いったいどうなる?
STEP1 水を計量して米を漬ける
米2合と付属の具に対して、必要な水は360cc。数字が得意なキョウくんが目盛りを読んで、ユズちゃんが蛇口を操作する。まずは、ふたりで協力しあって正確に水を量ろう。
POINT 身近なもので計量しよう
シェラカップの目盛りを使用
シェラカップには目盛りが刻まれているものが多い。計量カップほど正確ではなく、細かな目盛りはついていないが参考になる。
空き缶=370cc、ペットボトルのフタ=15cc
350ccの缶を縁いっぱいまで入れると約370cc、ペットボトルのフタは約15cc。360ccを量るなら、缶1杯分からフタ分の水を引けばOK。
米は計量不要!
むらせ×葉山鳥ぎん監修「たこ釜めし」と「とり五目釜めし」は2合分の無洗米付き。計量不要で鍋に米を入れ、360ccの水を注いで30分以上浸漬。その間はおしゃべりを楽しんだり、サラダを作ったり。
POINT 炊飯成功の秘訣は30分以上の浸漬!
米全体を水に浸して30分(冬は1時間)。透明だった米が不透明になり、少しだけ大きくなっていることを確認しよう。
STEP2 具と調味料を加えて軽く混ぜる
米が十分水を含んだら、具と合わせ調味料が入った袋をよく振ってから鍋に注ぐ。切り口があるので、包丁どころかハサミすら不要。軽くごはんと具を混ぜれば準備完了!
POINT 袋を切るだけ! ゴミや排水が少ない
食材を切らないので、包丁やボウルの洗浄不要。常温保存できるので、無駄になる食材もない。パッケージのゴミは出るけれど、排水を抑えられるので、まさにいまの時代にフィットするエコ料理だ。
STEP3 固形燃料で自動炊飯
勢いよく燃えて、だんだん弱くなっていく固形燃料は、炊飯の強い味方。春〜秋なら、米2合でエスビットのミリタリーとスタンダードを1個ずつ使用。炊き上がりと同時に消火する。風がある日は風よけも用意しよう。
POINT バーナーなら沸騰後弱火で10分
バーナーを使う場合、鍋を中火にかけて沸騰したら、すぐにとろ火〜弱火にして10分。フタが浮き上がり、大量の蒸気が出続けるようなら、重しを載せて水分が出すぎないように。
ライターとマッチを使えるかな?
子どもにライターやマッチ、トーチを使わせてみよう。炎をどこにかざせばいいか、火が消えても先端が熱くなっていることを学べるいいチャンスだ。
STEP4 12分ほど蒸らして完成!
固形燃料の火が消えたら、そのままタオルなどに包んで10〜15分蒸らす。やけどしないようレザーグローブや軍手の着用を忘れずに。ちなみに上下をひっくり返さなくても大丈夫。
POINT タオルで包んで保温しよう
これからの時期は、蒸らしが終わってごはんをほぐした後、もう一度タオルやブランケットなどに包んでおくとホカホカのまま。
子ども用軍手を用意
子どもが熱い鍋を持つときは、手の大きさに合った軍手を用意して。メスティンのフタが固い場合は、無理せず親が開けてあげよう。
だしが効いていて満足度大! 4歳と7歳の子たちが上手に炊けました
「メスティンのフタ開けは無理でしたが、他の作業はほぼ子どもたちだけ。手を添える程度で、おいしい釜めしができました。かみ応えがあり、だしが効いた甘めの味付けは子どもたちの好きな味。準備と後片付けが楽なのもいいですね」と哲郎さん。2合は親子3人にちょうどいい分量。高学年になって食欲旺盛になれば、親子ふたり向きの分量に。2合で子の成長を実感できそうだ。
ママと一緒なら4合炊いて帰りのおやつにも!
2袋・4合は家族4人の1食分には多い。冷めてもおいしいので、ひとくち分のおにぎりにして、小腹がすいたときのおやつにしよう。
合わせ調味料と具、米がセットになっているので、あとは水を用意するだけ。炊事場での米とぎは小さな子では作業しづらいけれど、無洗米なのも心強い。しかも粒が大きな米を厳選しているので、冷めてもおいしく、翌日でもパクパク食べられる。
火を扱うので、子どもから目を離せないものの、おいしく炊ければ自信につながる。ゴミや排水が最小限ですむエコ仕様で、水以外は計量不要。手間をかけないので、余った時間を遊びに費やせる。むらせの釜めしはファミキャンの救世主なのだ。
【問】株式会社むらせ お客様相談室
℡.0120-58-4014 受付時間:9~17時(土・日・祝を除く)
https://www.murase-group.co.jp/product/kamameshi