やってみよう! 焚き火をさらに楽しくするトライポッド
キャンプにおいて、焚き火の活用第一位は料理だろう。焚き火台をそのまま使って調理するのもいいが、3本の木を組み合わせたトライポッドを使うと効率的で、さらに楽しくなる。
トライポッドがあれば焚き火料理がはかどる
小さな焚き火台にふたつの鍋を置く場合、それぞれの鍋に適した火力にするにも限界がある。しかし、鍋や食材を吊るして炙り料理や湯沸かしを同時進行させれば、ひとつの熱源でも料理しやすくなる。何よりも見た目からして雰囲気が出る。
熱湯をキープしておくと何かと便利
焚き火をしている間、ケトルを火にかけて、すぐに熱湯を使えるようにしておく。飲み物を作るのはもちろん、食器洗いにも使えて便利。
焚き火に強い鉄皿でステーキを
火力の高い焚き火は、厚手の鉄やステンレスと相性がいい。しっかり蓄熱させたら、油をなじませ弱火でじっくり肉を焼く。それだけでいつもの肉が3割おいしくなる。
トライポッドの作り方
できるだけ直線の長い棒が3本とロープがあれば、簡単にトライポッドを作れる。流木を拾ってくれば雰囲気がいいが、角材や杭で作っても機能は同じ。
3本の棒を並べ、1本にロープを結びつける。結び方は固結びで十分だ。あとは棒を縫うように順番にロープを通していく。なるべくゆるみなく、隙間もつめておこう。
横方向にロープを通したら、今度は棒と棒の間を縦にロープを通す。2度ほど巻いたら、もう一方の棒の間も同様に。最後にロープの端を巻きはじめのロープと結んで完成。
棒を開くとテンションがかかり、互いを支え合う。ロープのあたりにチェーンを巻いて、好きな位置にS字フックをかけ、ケトルや鍋を吊るせばいい。
出典/ガルヴィ2021年6月号