LEDランタンはどれがいい? ファミリーキャンプに持っていくならクアッドマルチパネルランタン
LEDランタンといえば、火を使わずに安全でコンパクトなのが特徴。でも、種類がたくさんありすぎて、どれにするか迷うかもしれない。そこで各メーカーのLEDランタンを徹底研究してみた。今回はコールマンのクアッドマルチパネルランタン。
マルチに使えるファミリー向けランタン
コールマン クアッドマルチパネルランタン
■最大光量:800ルーメン
■連続点火時間:400時間(電池8本使用時。60ルーメン)
■アルカリ単一形乾電池4本または8本
■出力:5V最大1.0A
【問】コールマン
https://www.coleman.co.jp
サイズ感
直径14.5cmと思っていたほど大きくないが、約1.2kgと重量があるので、しっかりフックを使用したい。丸みのあるシンプルなデザインなので、収納場所も選ばない。
光チェック
全方向にLEDが配置されているので、これひとつあればテントサイトはかなり明るくなる。テーブルなどに置いて使用するより、高い位置から照らせるランタンハンガーなどを使用したい。
気になるギミック
一番の特徴である、発光パネルは折りたたみ式の取っ手があり、ハンドライトとしても使用可能。パネルだけでも最大14時間使用できるので、調理中の手元を照らすスポットライトや就寝前にベッドライトとして使うのにもってこい。本体にも4カ所にライトが設置されているので、パネルをすべて外した状態でも使用することができる。
発光パネルの上部は、スポットライトになっており、夜間のちょっとした移動などにハンドライトとしても使用できる。こちらの使用時間は最長で3時間ほど。4人家族で各自がひとつずつ持っていれば、ヘッドライトいらずだ。
充電ポート
電源は、アルカリ単一乾電池を4本または8本で使用することができる。4本使用時では、出力等を抑えた仕様になる。出力用のUSBポートは上部に設置。ランタンとして使用しながらスマートフォンの充電も可能だ。
詳しい解説
発光パネルを取り外して使用できるパネルランタンは、コールマンの人気アイテムだ。私も、10年ほど前に旧モデルを購入して、今でも現役でグループキャンプなどに持ち込んでいる。はたしてニューモデルはどう変わったのか? 実は気になっていたので、使用してみることにした。
まずは、スマートになったボディ。かなり軽量化されていて、持ち運びやすくなっている。一体型だったサブライトの取っ手も折りたたみ式になって見ためもシンプルだ。アルカリ単1電池を使用するところは変わっていないが、なんと出力用のUSBポートが付属。これで本体も充電できれば完璧だが、そこは充電を忘れてもどこでも購入できる電池式の手軽さも捨てがたい。使う本人次第といったところか。
昔からパネルを子どもに持たせると、トイレや水場に向かうときに怖くなくなるらしい。自分の手元に明かりがあると恐怖心を和らげるようだ。ランタンとしてもライトとしても使えるので、キャンプビギナーにも最初の明かりとして導入しやすい。
PHOTO/高柳 健
TEXT/高梨達徳
THANKS/柿山田オートキャンプガーデン
出典/ガルヴィ2021年10月号