雪道でも安心! 頼れる相棒、ボルボ・XC60雪上試乗記
2017―2018 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したボルボ「XC60」。1月某日、長野駅(長野駅までは新幹線)を起点に雪上走行を体験する試乗会が開催された。今回の試乗会は、長野駅で車両を借りて出発し、夕方に長野駅に戻ってくることだけが決まっており、行き先は自由という試乗会。「目的地をどこにしようか?」など、新幹線の中でいろいろチェック! GARVY編集部は、雪上走行&プチ観光を楽しもうと決定。
長野駅に到着し、旅の相棒である最上級モデル・プラグインハイブリッド「T8 Twin Engine AWD Inscription」とご対面。早速、高い着座位置の運転席に乗り込み、エンジンスタート。まず目指したのは、世界で唯一、専用温泉でサルが入浴を楽しむユーモラスな光景を観察できる「地獄谷野猿公苑」(長野県下高井郡山ノ内町)。標高850mのこの地は、一年のほぼ三分の一が雪に覆われる厳しい環境にあるという。地獄谷野猿公苑の入口に一番近い無料駐車場にクルマを停め、ここから約2kmの雪山道を30分歩くと「地獄谷野猿公苑」に到着。サルたちが気持ちよさそうに温泉に浸かる姿がなんともいえずユニーク。多くの外国人観光客で賑わい、皆カメラ片手に写真をパチリパチリ!
しかし「地獄谷野猿公苑」までの路面に雪はなくドライの状態。雪上走行を体験するには至らず。。。ということで、雪を求めて「志賀高原スキー場」へ向かう。日本最大級の規模や良質な雪質をシーズン通して楽しめる一大スノーリゾート。数多くのスキー場が揃い、長野県でも人気のスキー場だ。すると、目的地に近づくにつれて雪が舞い、視界も悪くなってきた。積雪量もどんどん増え、そのうえ、上り&下り、カーブが連続して続く。雪道走行に慣れていないと、ちょっとドキドキとしてしまうけれど、そんな不安を払拭してくれるのが相棒のXC60。刻々と変化する悪コンディションの路面でも安定したドライブができ、「とにかく安心! 乗りやすい!」のである。自分の運転が上手くなったと錯覚してしまうほどだ。
その後、武田信玄の隠れ湯として歴史があり、レトロな街並みが素敵な「渋温泉」、圧巻の巨大な寺院建築の「善光寺」など、長野プチ観光を楽しんでタイプアップ!
XC60「T8 Twin Engine AWD Inscription」のパワーユニットは、高効率の8速ATと電子制御AWDを組み合わせ、ターボとスーパーチャージャーを併用した高性能エンジンによりパワフルな走りが楽しる。また、安全性に関しても乗員だけでなく、車外の人まで守る16種類以上もの先進安全運転支援機能を持つ「インテリセーフ」が標準装備。さらに、ステアリングを制御することで事故を未然に防ぐ安全機能を新たに搭載するなど「さすが、ボルボ!」という感じ。今回、試乗会での雪道走行でもまったく不安を感じることがなくとても快適だった。冬のロングドライブや、雪上キャンプなど、シーズンを問わずガンガン楽しみたいアウトドアマンにオススメの「頼れる相棒」であることは間違いない!
●XC60 T8 Twin Engine AWD Inscription 主要諸元
全長×全幅×全高=4690mm×1900mm×1660mm
車両重量=2170kg
エンジン=水冷直列4気筒DOHC 16バルブ2.0Lターボ+電気モーター
エンジン最高出力=233kW(318ps)/6000rpm
エンジン最大トルク=400Nm(40.8kgm)/2200-5400rpm
モーター最高出力=34kW/2500rpm(前) / 65kW/7000rpm(後)
モーター最大トルク=160Nm/0-2500rpm(前) / 240Nm/0-3000rpm(後)
トランスミッション=8速AT
価格=884万円