LEDランタンはどれがいい? 手回し充電もしたいならライトハウス600
LEDランタンといえば、火を使わずに安全でコンパクトなのが特徴。でも、種類がたくさんありすぎて、どれにするか迷うかもしれない。そこで各メーカーのLEDランタンを徹底研究してみた。今回はゴールゼロのライトハウス600。
いつでも頼れる万能ギミック
ゴールゼロ ライトハウス600
■最大光量:600ルーメン
■連続点火時間:320時間(Low)
■本体充電時間:約6時間
■入力:5V 1.0A 出力:5V 1.5A
【問】アスク
https://www.ask-corp.jp/
サイズ感
直径が長くしっかりとした質感がある。スタンドをしまった状態ならば、思いのほかコンパクト。レンズ部分が大きいので、収納時に少し気をつけたい。
光チェック
最大600ルーメンと、出力は高くないが、発光点を高くすることで、広範囲にわたって光を放つ。基本的に360°常時点灯が可能だが、中央のダイヤルにて片面のみの使用や光量を調節できる。
気になるギミック
手回しの発電ユニットは、約1分間の回転で片面点灯・弱モードで10分間の点灯が可能。回しすぎによる過充電、過放電に対応する保護機能も搭載されている。自宅での停電など、まさかの事態に頼りになる装備だ。
上部にはボタンひとつで点灯できる、緊急時用の赤色灯が装備されている。予期せぬ災害対策の装備や機能はゴールゼロならでは。最大光量600ルーメンは、正面中央にあるダイヤルにて調節。片面だけを光らせる省エネモードな使い方も可。
充電ポート
本体に直結されているUSBケーブルから充電が可能。出力ポートは、スイッチ類の右側。左側には、充電量がわかるインジケーターが配されている。ゴールゼロが展開する、ソーラーパネルと連結して充電もOK。
詳しい解説
ゴールゼロといえば、ソーラーパネルを搭載したギアが、多くのキャンパーたちから注目を集めているが、見ためのデザインとギミックに惹かれてしまい、今回はライトハウス600をチョイス。
バッテリータイプのランタンで、一番心配なのは、使用中に突然充電が切れてしまうこと。気をつけていても、ついうっかりは誰にでも起こるミス。このランタンには、ダイナモ式の発電ユニットが搭載されているので、手回しでの充電が可能だ。
続いての気になるポイントは、独特のデザイン。ハンガーを使って、吊り下げての使用はもちろん、テーブルなどに置く場合には左右の折りたたみスタンドを広げて発光点を高くすることができるのだ。最大光量は600ルーメンとそれほど高出力ではないが、広い範囲を明るく照らす。
もちろん手回しの充電だけではなく、同社のソーラーパネル「NOMAD」シリーズをつなげれば太陽光での充電も可能。緊急時用のサイレンも装備するので、災害用の備えにもなる。
PHOTO/高柳 健
TEXT/高梨達徳
THANKS/柿山田オートキャンプガーデン
出典/ガルヴィ2021年10月号