“275g”超軽量焚き火台をキャンプの達人が実践レビュー!結果は…
ここ数年のキャンプブームで一気に種類が増えた焚き火台。数あるモデルのなかで、GARVY編集スタッフが「前から気になっていた!」という焚き火台をインプレッション! はたして、その使い心地は!?
今回テストする焚き火台は、パーゴワークスのニンジャファイアースタンド ソロ
ニンジャファイアースタンド ソロ
価格:1万450円
リリース日:2021年10月
サイズ:約35×25×25㎝ 収納サイズ:約40×10×H2cm
重量:約275g
付属品:収納ケース、火吹き棒、ゴトク
【問】パーゴワークス
レビュワー:山下晃和さん
本業モデル。雑誌やWEBではトラベルライターとして旅記事を寄稿している。キャンプは自転車かバイクが多いので2輪が主戦場。
選んだ理由
・自転車やモーターサイクルのキャンプシーンで使える軽量な焚き火台を探していた
・ソロタイプで軽量な本体重量275gモデルということで注目
巻物のように片手で持てる軽さ!
2輪での移動が伴うキャンプであれば、軽ければ軽いほどよく、小さければ小さいほどいい。それでいて、キャンプ場で売っているような太めの薪が置ける。
トングとして使えるゴトク!
焚き火をするときはトングとして使用し、料理のときにクッカー、スキレットなどを置くゴトクとして使用。ひとつで2役はパーゴワークスの御家芸ともいえる。
きめ細かいメッシュで灰が落ちない!
焚き火の下に置く保護シートがいらないほど、下に灰が落ちない細かいステンレスメッシュは調子がいい。灰捨て場に持っていくときの撤収が非常に楽だ。
脚の抜け落ちに要注意
細い棒状の脚を組み立てる仕様になっているが、ここの部分をしっかり奥まで入れないと抜け落ちることがあるので注意が必要。薪が載っていれば問題ない。
詳細レビュー
自転車やバイクでキャンプ旅をするときは、焚き火台が大きくて重いと持っていけない。かといって、薪を載せる面積が狭いと、50㎝前後の薪はハミ出してしまい、わりと面倒になる。
ところが、こちらのニンジャファイアースタンドソロは心配ご無用。比較的長い薪も置け、従来製品よりも耐荷重がアップして約4㎏まで耐えられるので、小型のスキレットなどで調理することもできる。
標準装備の火吹き棒は、シリコンチューブのパーツを外すと足と同じ形状。スペアパーツも兼ねているので、何らかで足を一本壊したり、なくしたりしても大丈夫。ひとつで2役の機能を持たせるのは、他のメーカーにはないパーゴワークスのクレバーなところ。
足が細いので下からの空気の流入もあるため、燃焼効率もいい。翌日の朝にはきれいさっぱり灰にしてくれ、火床となる上部のメッシュ部分から灰も落ちにくいので、撤収作業が圧倒的に楽なのもいい。
PHOTO&TEXT/山下晃和
出典/ガルヴィ2022年10月号