調理のしやすさ抜群!直火感を味わえる焚き火台を選ぶなら?
ここ数年のキャンプブームで一気に種類が増えた焚き火台。数あるモデルのなかで、GARVY編集スタッフが「前から気になっていた!」という焚き火台をインプレッション! はたして、その使い心地は!?
今回テストする焚き火台は、ベアボーンズのカウボーイグリル チャコールトレイ
カウボーイグリル チャコールトレイ
価格:7480円
サイズ:53.9×47×H10cm(脚のぞく)
収納サイズ:使用時同様
重量:3.538kg
付属品:脚2セット(10cm、26cm)
【問】エイアンドエフ
レビュワー:風森美絵
アウトドアクッキングのレシピ提案などを行う外ごはんスタイリスト。焚き火を愛する画家としての横顔ももつ。
選んだ理由
・野外で調理するとき、火を広く使えるため
・シンプルなデザインがスタイリッシュ
料理をつくるのに作業しやすい
フラットな形状なので料理がしやすい。専用のファイヤーピット グリルグレート(3960円)を使用すればさらに料理の幅は広がる。
ロースタイルなら直火感が味わえる
2種類の脚が付属するが、ロースタイルで使用できる10cmの脚を装着すれば、地面から底面まで5cmなので直火感覚で焚き火が楽しめる。
脚を交換すれば高さを変えられる
高さ26cmの脚に変更することもできる(地面から底面まで21cm)。調理するときなど、使いやすい高さを選んで焚き火ができる。
脚を付け替えるのが手間
脚の高さが変更できるのはGOOD POINTなのだが、その脚の付け替え作業が意外に手間。付属の工具(市販ドライバーでも可)とネジ込み式のビスで固定する必要がある。
収納バッグがオプション
収納バッグが付属しないので、専用バッグが必要なら、カウボーイグリル チャコールトレイ キャリーバッグ(3960円)を購入。
詳細レビュー
「外ごはんスタイリスト」として活躍している風森さん。焚き火台はやはり「調理のしやすさ」で選ぶことも多いという。
「このベアボーンズのカウボーイ チャコールトレイを選んだ理由は、低くて直火感が味わえるのと、フラットで野外料理に使いやすいところですね」
スチール製の頑丈なつくりは、繰り返し焚き火を行っても、安心感があるとのこと。
「いま数多く発売されているソロ用の焚き火台に比べると、約3.5kgもあるので、やや重く感じる人もいるかも。でも、仕事柄、焚き火台を酷使することも多いなかで、熱による歪みなどは感じられません」
料理によってはトライポッドを使うこともあり、この焚き火台なら組み合わせて使用することもできる。さらに、小型のネイチャーストーブのベースにもなる。そういった多機能性がうれしい。今後も風森さんの野外キッチンの一部として活躍する、焚き火台となるはずだ。
PHOTO/中里慎一郎
TEXT/大橋保之(カーネル)
出典/ガルヴィ2022年10月号