2022年デビュー限定! 最新焚き火台の注目株3選①
いよいよ焚き火が楽しいシーズンが始まる。定番モデルもいいけれど、ニューフェイスの焚き火台はよく燃える、料理しやすい、超軽量など特徴あるモデルがズラリ。そのなかから注目株を厳選して紹介しよう!
①KICHI fire pit
3本脚に3枚のパネルと三角風防をセット
デザインの力で暮らしを豊かにするクリエイティブ集団「セカイクラス」とモノづくりの街・東京大田区で優秀工場に認定された「佐藤工業」がタッグを組んで生まれた焚き火台は、薄型収納と高い燃焼効率、そしてオンリーワンの美しさが自慢。 火床は3面だからパネルの組み立て途中でズレてイラッとしないのも優秀だ。同形パーツで順番や向きを気にしないでいいのも◎。
■3にこだわるシンプル構造
どれもこれもほぼフラットなので収納時の厚さは2cm。どれが何の役割を持っているかがわかれば特段迷うことはないだろう。
■無機質なデザイン
エッジの効いたデザインでどこか未来的。これが“ゆらぎ”に満ちた自然のなかで映える。焚き火を始めればまた違った表情が楽しい。
■安定感のある三角の組み合わせ
本体の四角いパネル3枚と三角風防3枚、三角のロストルとゴトクで構成されており、安定感抜群。重い広葉樹薪でもビクともしない。
■華奢に見えるが耐荷重は30kg
脚が細く、華奢に見えるが耐荷重は約30kgでダッチオーブンや重い薪にも対応する。くの字に曲がっているのでペグで固定してもいい。
組み立てやすさ ★★★
コンパクト収納 ★★★
薪の組み方アレンジ ★★★★
調理しやすさ ★★★
KICHI KICHI fire pit
1万5800円
サイズ:35×43.1×H33cm
収納サイズ:32×28×H2cm
重量:1.9kg
【問】セカイクラス
②mont-bell フォールディングファイヤーピットS
あの二次燃焼焚き火台にSサイズ登場
あの「フォールディングファイヤーピット」にSサイズが登場。従来モデルに比べて幅が約7cm、奥行きは5cmほど短くなっているが、40cmくらいの薪であれば切らなくても大丈夫だ。燃え残りが少ないし準備も片付けも素早いので、帰る直前まで焚き火を楽しめるのもいい。収納サイズはB4判とほぼ同じ。オートバイ荷台へも載せやすいのでソロキャンによさそう。耐荷重約20kg。
■パーツはわずか3つ
付属しているのは本体とロストル、焼き網。本格野外料理を目指すなら、別売「クッカースタンドS」や「ステンレスHDグリルS」を用意して。
■メラメラ噴き出す二次燃焼
二重壁の間の空気が温められて上部の穴から噴き出し、未燃焼ガスに引火。これが二次燃焼。においや煙、灰が少ないクリーンな火だ。
■への字炭床のおかげで地面への熱影響を低減
ロストルはへの字で、底は逆への字。大きな空間を確保し、燃焼に必要な空気を効率よく取り入れるほか、熱が地面に伝わりづらくなっている。
■組み立ては開いて炭床を入れるだけ
前後2面は二重壁になっていて、サイド2面と底は折りたためる構造。パッと開いて付属のロストルを敷けば準備完了。この手軽さがいい。
組み立てやすさ ★★★★
コンパクト収納 ★★★
薪の組み方アレンジ ★★★★
調理しやすさ ★★★
mont-bell フォールディングファイヤーピットS
1万7600円
サイズ:34.5×17×H24.5cm 収納サイズ:34.5×5×H24.5cm
重量:2.88kg
【問】モンベル・カスタマー・サービス
③Fielder’s クッキング炎箱
■ 野外料理好きの夢を詰め込んだ焚き火台
上部は鍋を落とし込んでかまど料理ができる穴、前トビラで内部に熱を溜め込みオーブン料理ができるなど、とにかく多彩な野外料理を実現するためのアイデアが詰まっている。
さらにおもしろいのは、串や網の高さはもちろん、火床も上下に変えられるところ。火床をそのままに、中の棚に食材を置いてオーブン料理、その上でかまどという具合に熱を無駄にしない同時調理もできそう。1mm厚ステンレスで変形しづらいのも◎。
決して軽量ではないが一生モノだ。料理だけじゃなく、火床を一番上にセットすれば焚き火の炎を愛でられる。楽しみ方イロイロ!
組み立てやすさ ★★★
コンパクト収納 ★★★★
薪の組み方アレンジ ★★★★
調理しやすさ ★★★★★
Fielder’s クッキング炎箱
3万3330円
サイズ:40×39.2×H46.4cm
重量:7.5kg
【問】Fielder’s
出典/ガルヴィ2022年10月号