サウナキャンプ②楽しむためのアイテム
2022年のキャンプシーンで、大きなトレンドとなったテントサウナ。では、楽しむためにはどんなアイテムを揃えればいいのだろうか。日本における第一人者であるSauna Camp.の大西 洋さんに話を聞いた!
Sauna Camp. 大西 洋さん
サウナキャンプの文化を日本に広めているSauna Camp.代表。
テントサウナ「NORZH」の代理店を務め、イベントプロデュースも多数。アウトドアで「ととのう」すばらしさを伝えるべく、誰もがテントサウナを、安全かつ気軽に、さまざまな場所で楽しめる未来を目指して、日々活動している。
サウナキャンプにはどんなアイテムが必要?
サウナキャンプを行うためのアイテムを揃えると予算はいくらか? 「購入代は備品含めて、おおよそ20~25万円程度」と大西さん。いきなりすべてを購入するのが厳しい場合は、テントサウナがあるキャンプ場で試してみるのをおすすめしたい。
「半常設やキャンプ場のレンタルなど、直接管理下にある施設がベターです。おおよそ1名4000~5000円程度の体験料金が相場です。ただし、利用する人数で変動することもあります」
気をつけたいのがレンタル。すべて安全管理ができている業者ばかりではないとのこと。
「半常設やキャンプ場のレンタル以外は、テントサウナのレンタルはあまり推奨しません」
必須アイテムは、テントサウナ(テント、ストーブ)、サウナストーン、ベンチ、バケツ、柄杓、耐熱グローブ、火ばさみ、スコップ、灰捨てバケツ、温度計、一酸化炭素チェッカー、鋳造ペグ、鋳造ハンマー、着火剤、薪。
テントサウナは最小3㎡さえあればでき、使わないときはたたんでしまっておけるモバイル性が強み。ウオーターアクティビティとの相性も抜群。
サウナハットはサウナ好きには必須アイテムのひとつ。熱気から頭を守るのはもちろん、サウナムードを盛り上げてくれる。
水着、かかとの固定ができるサンダル、サウナポンチョなど、ウエア類も準備しておきたいアイテム。サウナポンチョは、川や湖から上がって外気浴を行う際に体を冷やし過ぎないように着る。
あると便利なものは、アロマオイル。テント内で使用する。大西さんお気に入りアイテムはフィンランド「OSMIA」のアロマオイル。ロウリュをした際に最も香りが立つようにチューニングされている。
全身をマッサージしてくれる白樺の葉・ヴィヒタ。こういった細かな小物が揃ってくると、あなたもいよいよサウナキャンパーの仲間入り。
一般的なサウナ施設と違うので、必ず水着は着用すること。タオル生地のサウナポンチョなどがあれば、水着でキャンプ場をウロウロしなくてすむ。キャンプ場は、サウナに来ている人だけでないことを自覚して、周囲にいるキャンパーへの気遣いも忘れずに。
TEXT/大橋保之(カーネル)
取材協力/Sauna Camp.
出典/ガルヴィ2022年10月号