冬キャンプで失敗したくない!冬だからこそ楽しめる焚き火料理は?
初めての冬キャンプで失敗しがちなのは、やはり防寒。
「寒くてジッとしていられない!」「体が冷えて寝られない……」なんてことがないように、防寒テクニックを紹介しよう!
今回は焚き火と料理について紹介していく。
■火おこしの基本を押さえよう
まず、市販の着火剤の上に焚き付けとなる小枝や細く割った薪を置いて着火する。
そして焚き付けに火が移って安定したら、火を消さないように薪をくべていく。
この手順を知っておけば、火おこしに苦労してなかなか暖が取れないなんてこともなくなるはずだ。
■焼きマシュマロをしながら暖を取る
暖を取るために焚き火をおこしたら、ぜひ焼きマシュマロを楽しんでみよう。
焦がさず焼くにはちょっとしたコツが必要なので、夢中になっているうちにすっかり体も温まるはず。
焼いたマシュマロをビスケットに挟んだり、ココアに浮かべてもおいしい。
■寝起きでも簡単に着火できるワザ
早起きした朝は寒くてすぐにでも焚き火を始めたくなる。
でも寝起きでの火おこしは少し億劫なことも……。そんな時は、チャコールスターターを使って火をおこしてしまおう。
木炭と同様、チャコールスターターに薪を入れ、着火剤に火を着ければ、あとは自然に火がおきる。
ただし湿った薪では火をおこしにくいので注意しよう。
■鍋なら冷めにくいし体も温まる
BBQは楽しいけれど、冬キャンプには不向き。
お皿に置いたらすぐに肉が冷めて固くなってしまう。
やはり冬キャンプのおすすめといったら鍋料理だ。
アツアツの料理を食べれば体も温まる。
そして食器が少なくすむので洗い物が減って片付けも簡単だ。
■囲炉裏スタイルなら一石三鳥!
細長いテーブルで焚き火台を囲んでくつろぐ、通称「囲炉裏スタイル」なら、リビングなのに焚き火を楽しみながら暖も取れて、調理もできる一石三鳥のスタイル。
ゴトクを載せて焼き料理を楽しむもよし、ダッチオーブンを載せて煮込み料理を楽しむもよしだ。トライポッドで鍋を吊るせば、簡単に火力調節ができるのであると便利。
■保温ボトルやマグを持っていこう
寒い冬はせっかく入れたホットドリンクも、普通のカップに入れたままではすぐに冷めてしまう。そんなことがないように、長時間ドリンクを温かく保つ保温ボトルや保温マグを準備しておこう。
■ケトルでいつでもホットドリンク
暖を取るために一日中焚き火をおこしているのなら、その横にケトルを置いておこう。
そうすればいつでも熱いお湯が沸いているので、すぐにホットドリンクを作ることができる。
ただし、使用するケトルは焚き火用がおすすめ。プラスチックパーツが使われていないので溶ける心配はないし、注ぎ口にフタが付いているものが多いので灰が入る心配もない。
■薪ストーブ料理に挑戦してみよう
焚き火と同じように薪で火をおこして暖を取る「薪ストーブ」。
焚き火のように揺れる大きな炎を見ることはできないけれど、焚き火と同様に暖かい。
鍋やフライパンを載せれば調理も可能だ。
炎や火の粉が上がらないぶん調理もしやすいし、灰が料理に入ってしまうこともないので、ぜひ薪ストーブで料理を作ってみよう。
■お湯を沸かして油汚れを落とす
キャンプ場に給湯施設がないと、炊事棟でお湯を使うことができない。
そんなときは、お湯を沸かして、そのお湯を使って洗い物をしてしまおう。
少ない洗剤で油汚れも落とせるし、冷たいのをガマンする必要もない。
直火にかけて洗い物用のお湯を作れるシンクもあるので、そんな便利グッズを活用するのもいいだろう。
TEXT/牛島義之
ILLUST/岡本倫幸
出典/ガルヴィ2020年12月号