「意外と知らない」“冬キャンプ”をあたたかく快適に過ごすコツ5選
近頃は「冬こそキャンプのオンシーズン」と語る人も増えている。夏キャンプのつもりで無防備に出かけるとひどい目に遭うが、ちゃんと寒さ対策を講じれば、魅力的なキャンプになるだろう。
今回はそんな冬キャンプを快適に過ごす工夫を紹介。
電気なしでも工夫次第で快適になる
テントとタープの中では火器使用が禁止されている。夏キャンプと同じ装備では寒さに対してノーガード。寒さに備える装備と工夫を知り、思い出深い冬キャンプにしよう。
チェアにカバーやブランケットをかける
腰や背中が冷えるので起毛素材のチェアカバーをかけて保温性を高めよう。チェアカバーがない場合はブランケットを敷くことで同様の効果を得られる。大きめブランケットなら足首あたりの冷えにも対応する。
ロゴス Tradcanvas 難燃BRICK・キングあぐらチェア(6930円)
あぐらをくんでくつろげるゆったりサイズのローチェアで、簡易こたつと相性抜群。燃えにくい素材を採用しており、焚き火まわりで使えるのもうれしい。収束式で組み立てが楽なのも◎
こたつ布団になるシュラフでぬっくぬく
ローテーブルに封筒型寝袋をかけて簡易こたつに。熱源がなくても、寝袋がテーブルの下に入り込む冷たい空気を遮断するので思いのほかあたたかい。マットを重ねて地面の冷えを感じにくくすることでより効果が高まる。
ロゴス こたつ布団シュラフ12060(9790円)
封筒型寝袋だが、広げて中央生地を外せば、こたつ布団に変身。天板を利用できるようになり、飲み物を載せても安定するのがいい。はずした部分は座布団として使用可能。
ロゴス Tracksleeper テーブル12060(9130円)
こたつ布団シュラフをかけるのにマッチする120サイズ。ローにするとあぐらチェアにちょうどいい高さで、さらにこたつ布団シュラフが床まで届くなどいいことずくめ。
湯たんぽは洗面にも使えて便利
こたつの中に置いて足先を載せる、お腹に抱えるなど好きな場所をあたためよう。ひと晩たつとぬるくなるが、ぬるま湯は洗面や食器洗い利用できるので言うことなし。
熱々のお湯をポットに常備
いちいちお湯を沸かすためにテントの外に出るのは大変だ。熱々のお湯を大量に沸かし、保温ポットに入れて常備しておこう。写真右は炭酸飲料対応のグロウラーで保温もできる。
テントのスカートを活用
ストーブもエアコンもない極寒のキャンプ場に滞在するには、冷たい風を遮断するスカート付きテントがマスト。冷たい風がテント内に吹き込みにくい。ただし、気密性が高くなるので適度な換気は不可欠だ。
PHOTO/逢坂 聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2021年12月号