【必見】冬キャンプでの“焚き火の活用法”3選
近頃は「冬こそキャンプのオンシーズン」と語る人も増えている。夏キャンプのつもりで無防備に出かけるとひどい目に遭うが、ちゃんと寒さ対策を講じれば、魅力的なキャンプになるだろう。
今回は冬キャンプでの焚き火の活用法を見ていこう。
風防で炎のぬくもりを無駄にしない
頬をなでるわずかな風でも寒さがこたえる。顔あたりまでカバーする焚き火用風防は、風が焚き火にも人にも直接あたりづらく、熱が逃げにくいのでぬくもりをとことん利用できる。
ロゴス TAKIBI de JINMAKU-BA(1万890円)
耐熱温度500℃のファイバーグラス生地両面にシリコンコーティングを施した焚き火用風防。幕の高さが90cmで、ローチェアに座ると頭まですっぽり。コンパクト収納なのもいい。
煮炊きしつつ暖を取る
焚き火のパワフルな熱を生かさない手はない。がっしりゴトク付きの焚き火台を用意し、ゴロゴロの肉や野菜を火にかける。ぬくもりながら見守るだけで焚き火料理が完成だ。
ロゴス LOGOS グレートたき火グリル(5万3900円)
大型ゴトクと分厚い鉄網付きで大鍋からシェラカップまで対応するのが頼もしい。薪ストーブみたいにじんわり広がるぬくもりと炎を眺めながら焚き火料理を楽しもう。
焚き火で何ができる?①バーナーの代わりに煮込み料理
寒冷地用のガス缶は夏用よりも高額で、数十分煮込むような料理に使うのはためらってしまう。その点、焚き火ならあたたまりながらじっくり煮込めて一石二鳥なのだ。
焚き火で何ができる?②酒肴をつまみながら手足をあたためる
LOGOS グレートたき火グリルに鉄板を載せて、ちびちびつまむのが最高。酒が冷えたらシェラカップごと火にかけ、体の中と外からあたたまろう。
焚き火で何ができる?③焚き火で常時湯を沸かしておく
焚き火台にケトルをかけておけば、常に湯を確保できる。熱々の湯は飲み物に使えるほか、石けんでは落としきれない油汚れを流す、少し冷まして足湯にするなんてことにも使えて便利。
お湯が出る&あたたかい炊事棟なら
一番厳しいのが冷たい水を使う洗い物。給湯器付きの炊事棟だと冬キャンプがかなり楽。風よけが付いていればさらに極楽だ。水しか出ない炊事場なら、厚手のゴム手袋を用意しよう
脂汚れは水で落ちにくく固まるとやっかいだ。汚れをふき取ってから炊事場へ行くと、水に触れる時間が少なくなるし炊事場自体が汚れず、みんなが気持ちよく利用できる。
ペーパーで落としきれないベタつく油汚れは、熱めのお湯でさっぱり落とそう。洗ったあと放置すると凍ることがあるので、きれいに水気をふき取ることも忘れずに。
PHOTO/逢坂 聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2021年12月号