キャンプは冬が楽しい!“AC電源”の注意点とは?
近頃は「冬こそキャンプのオンシーズン」と語る人も増えている。夏キャンプのつもりで無防備に出かけるとひどい目に遭うが、ちゃんと寒さ対策を講じれば、魅力的なキャンプになるだろう。
とくにAC電源付きのサイトであればグッと快適になる。では、どんなことに気をつければいいか見ておこう。
使用可能な電力を確認して!
1サイトあたりで使える電気容量に上限を設けていることが多く、その目安は1000W。ホットカーペットや電気ケトル、ホットプレートあたりは製品によって消費電力が1000Wを超えるものがあり、せっかく持っていってもブレーカーが落ちて使えない場合もある。キャンプ場を予約する際に電源容量を確認し、上限に達しないものを用意しよう。
また、忘れがちだがAC電源ポストにはコードが付属していないので、自分で延長コードを用意。雨に備えて防雨型を手にしたいが、差し込み口が大きく、うまく収まらないことも。キャンプ場でレンタルすることも視野に入れよう。
スイッチを入れるのを忘れずに
AC電源ポストのフタを開けたら、スイッチを「入」に切り替えて手持ちの延長コードを差し、テントに引き込む。これでテント内で家電の利用が可能になる。
区画内のコンセントを確認
自分のキャンプサイトの中にあるAC電源ポストを使う。隣り合っているAC電源ポストと間違えて、違うサイトのものを使わないよう注意。
防雨タイプの延長コードを用意しよう
屋内用の延長コードは被膜が薄く、地面にこすれて破損すると危険。漏電や破断のおそれがあるので屋外用で防雨タイプを用意。コードの長さは5m以上あると安心。サイト予約時にレンタルを手配してもいい。
ヒーターをタイマーで使うならファスナーが凍らないように
電気ヒーターを使うと外との温度差が大きく、結露がひどい。水分がファスナーにたまると朝方凍りついて開けづらくなることもあるので、ロウを塗るなどして対策を。
PHOTO/逢坂 聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2021年12月号