「想像以上に温かい!」冬キャンプに必須のスリーピングギアはこう選ぶ!
冬キャンプの要となるギアをどう選んだらいいのかわからないという人たちのために、アウトドアライフストア「WILD-1」の名物スタッフさんにアドバイスを頂いてきた。
今回はスリーピングギア選びのポイントについて。
雄鹿裕樹さん
2年前よりデックス東京ビーチ店のキャンプ担当となり、お客さまにあった道具選びを手助け。
自衛官の父親の影響で幼少期からアウトドア遊びに精通している。
まずは寝袋選びの基本から、雄鹿さんにアドバイスしてもらおう。
「寝袋には快適に眠れる温度が記載されているので、それを目安に選んで。一概に言えませんが関東の平地はマイナス5℃、山間のキャンプ場ならマイナス10℃が目安です。形もマミー型がおすすめ」(雄鹿さん)
■冬キャンプの寝袋はフード必須
寝袋選びは快適温度と形状に注目だ。
封筒型は首回りから冷たい空気が入りやすいのでマミー型がベター。
ゆったりした封筒型が好みなら、フード付きのものを選ぼう。
フードがない場合はビーニー(ニット帽)で代用。
■寝袋の快適睡眠温度は足し算じゃない
寝袋があたたかいのは体温で中綿の細かな空気の層をあたためているから。
外側の生地は空気を封じ込める役割もあり、重ねても保温性は倍にならない。
■保湿力と収納性ならダウン
「ただ、いくら気温に合った寝袋でも背中側は中綿がつぶれてしまうのでマットやコットでカバーします。マット選びでは厚みというよりは、中に断熱材が入っているものが冬向き」(雄鹿さん)
マットの断熱性を示すR値が記載されているなら4以上、氷点下なら5以上のものを選びたい。
■マットのR値は足し算OK
秋キャンプ向きといわれている「R値3」のマットを2枚重ねればおおよそ「R値6」になる。
雪中キャンプでも十分対応できるマットとなるので、手持ちのマットだって組み合わせ次第で冬に使える。
■ハイコット+マットが最強
底冷えを防ぐには、体がどれだけ地面と離れるかがポイント。
かさばるけれど寒さが苦手な人は、コット(それもハイコット)とマットを組み合わせるといい。
コットの背中の下に荷物を入れる。
これだけでも冷えが抑えられる。
WILD-1デックス東京ビーチ店
東京都港区台場1丁目6-1
デックス東京ビーチ・アイランドモール5階
℡.03-3599-5311
都心にありながら大型テントを数張り常設する広さが自慢。
スタッフの知識が豊富でギアやフィールド選びの参考になる。
店舗限定アイテムを探すのも楽しみだ。
PHOTO/逢坂 聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2022年12月号