【絶品】キャンプでコーヒーを100%楽しめる!ドリッパーを厳選紹介
キャンプでコーヒーを楽しむために欠かせないのがドリッパー。
しかし、何をどう選べばいいかわからないという人たちもいるはず。
そこで、編集部がおすすめするドリッパー2点を紹介しよう。
■ユニフレーム/コーヒーバネットcute
価格:2,200円
サイズ:φ110×70㎜/重量:46g
【お問い合わせ先】新越ワークス ℡.03-3264-8311
バネ状の本体を支える脚部は3脚なので安定してセットできる。
収納はφ11×2㎝とフラット。持ち運びやすいケース付き。
フラットにたためるバネ状のドリッパー。
壁面がないのでコーヒー粉から出るガスが逃げやすく、湯の通りが速いことからスッキリとした味わいになるのが特徴だ。
2人用の本モデルのほかシェラカップ用の「sierra(1,800円)」と4人用の「grande(2,400円)」もある。
今回はコクや苦みを引き出せるよう、一点注湯で注いでみる。
●淹れ方の手順
〈レシピ〉
豆量:10g 粒度:中細挽き
湯量:140g 湯温:93℃
注ぎ方:一点注湯
①ペーパーフィルターは、円錐タイプの1〜2人用を使用。本セットには10枚が付属する。
②湯煎したドリッパーとサーバーをスケールに載せ、1杯分10gのコーヒー粉を入れる。
③コーヒー粉全体が濡れるように湯を注ぎ20秒間蒸らす。湯の量は粉の倍の20gを使用。
④蒸らしが終わったら、液面の高さを一定に保ちながら、中心だけにゆっくりと湯を注ぐ。
⑤140gの湯を注ぎ終えたら最後まで落としきる。これで約120gのコーヒーが抽出された。
●バランスのいいスッキリした味わいに
湯が落ちるのが速いので抽出時間が短く、酸味の立ったスッキリとした味わいに仕上がった。
それでも一点注湯で注いだぶん、ややコクがある味わいとなっている。
ただ物足りなさも感じるので、1杯分のコーヒー粉を12gに増やして、濃く抽出してもいいかもしれない。
■ゼブラン/V60フラットドリッパー 02 PLUS Zebrang
価格:1,870円
サイズ:132×125×88㎜/重量:95g
【お問い合わせ先】ハリオ商事 ℡.0120-398-208
シリコン製の本体とプラスチック製の脚部に分かれている。
本体を巻いてボタンで留め、脚部にはめ込んで固定する。
世界に評価されたハリオ「V60ドリッパー」をアウトドア用に再現。
本体はシリコン製でコンパクトにたためるのが特徴だ。
V60同様、リブ(本体内側にある筋状の出っ張り)が高いので、湯の落ちるスピードが速く、酸味や甘みが強調される傾向にある。
今回はドリッパー内の液面を一定の高さに保つため、1投式で抽出してみた。
●淹れ方の手順
〈レシピ〉
豆量:10g 粒度:中細挽き
湯量:140g 湯温:93℃
注ぎ方:1投式
①ペーパーフィルターは円錐タイプの1〜4人用。コンパクトながら4人分まで淹れられる。
②スケールに載せたドリッパーとサーバーにコーヒー粉を入れる。使うのは1杯分10gの量。
③入れたコーヒー粉に20gの湯をまんべんなく注ぎ、20秒間蒸らし作業を行う。
④蒸らしが終わったら、中央に「の」の字を書くように湯を注ぐ。湯は1回で注ぎ切る。
⑤140gの湯を注ぎ、120gのコーヒーを抽出。比較的透明度の高いコーヒーができあがった。
●コクが抑えめな甘みと酸味が立った味
コーヒーバネット同様、抽出時間が短いので酸味が立つスッキリとした味わいに仕上がった。
豆の種類によってはコク不足にも感じられるので、その場合は一点注湯で淹れるのもおすすめ。
2〜4杯なら豆は1杯あたり10gでもいいが、1杯分なら12gにして濃く抽出してもいい。
PHOTO/佐藤弘樹
TEXT/牛島義之
出典/ガルヴィ2022年12月号