【UNIQLO】90%以上がキャンプ場でユニクロを着てる!?実際にウルトラライトダウンを使ってみた
キャンプブームで道具が売れるのと同時に、アウトドアに着ていく服も売れている。特に、手頃な価格で最低限の機能を備えた「プチプラウェア」がキャンプでも大人気だ。では、実際どのくらいの人がフィールドで着ているのだろうか。
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■90%以上のキャンパーが「ユニクロ」を着ているらしい
キャンプ系WEBメディア「CAMP HACK」が読者847名のキャンパーにインナーネットによるアンケート調査をしたところ(2022年8月26日実施)、アウトドアで着る服でユニクロを選ぶ人が90%以上に達し、10人に1人がユニクロの製品を着ている結果となった。また、子どもに着させる服もユニクロが80%を占めているそうだ。
次に、ユニクロのウェアの使用部分のアンケートでは、サブが65%、メインが35%という結果に。サブというのは、インナーウェアなど目に見えない部分で使用することを意味するが、メインとして使う人も一定数おり、ユニクロのウェアがアウトドアでも評価を得ていることになる。
さらに、ユニクロのウェアのどこを評価するかというアンケートでは、機能性が8割近くあり、次に価格、汚れ・損傷が気にならない、という順位となった。屋外での環境において、ユニクロの機能性は問題ないことがここで証明されたのだ。
ちなみに、人気だったアイテムBEST5も発表されていたので紹介しよう。1位と4、5位はインナー系。1位は2003年の発売以来不動の人気を誇るヒートテックのインナーで、4位と5位はパンツ系となった。
2位はフリース。こちらも同社では1994年に発売し、その後このジャンルを世に知らしめた、いわば火付け役とも言えるアイテム。ヒートテックよりフリースのほうが馴染みはある人もいるだろう。
そして3位はウルトラライトダウンジャケット。
本物のダウン素材を封入したジャケットで1万円を切って発売した際には、ファッション業界に衝撃が入ったのは記憶に新しい。
■人気ランキングに入った「ウルトラライトダウンジャケット」を試してみた
ユニクロのウェアをキャンパーの90%近くの人が着ている、というアンケート結果を受け衝撃を受けた筆者。
そこまで人気ならば一体どれほどいいものなのか、実際に店頭に足を運び、商品を購入したのでレビューしてみることにした。
ちなみに、筆者はエアリズムの下着やマスクは買ったことがあるが、ウェアは一度も買ったことがない。
ウルトラライトダウンジャケットと言っても、一般的なショート丈やコート丈、シームレス、ワイドキルト、ノーカラー、ウェーブキルト、ベストタイプなど多くの種類がある。
筆者が買ったのは、スタンダードなショート丈ジャケット。
価格は6,990円で、サイズはXS〜4XLと豊富。色も7色以上もあり、発色のいいものから落ち着いたアースカラー系まであってどれを買おうか非常に迷った。
中の素材は750フィルパワーのプレミアムダウンを封入しており、生地表面には小雨程度の水を弾く撥水加工を施す。
この時点で、アウトドアウェアとしても問題なく使用できそうだ。
フォルムは体のラインに沿ったレギュラーフィットで、Mサイズを買ったがシャツ感覚で切れるほどピッタリしている。袖もしかり。
一般的なダウンジャケットと比べるとパンパンなボリュームではないので、インナージャケットとしても使えそうだ。
デザインで特筆すべきところは、ラグランスリーブになっており、後ろの肩部分が縦にキルティングを配していること。
これにより腕を前後に動かした際の突っ張り感はあまり感じない。とはいえ、伸縮性があるわけではないため、可動域が広がるわけではないのでご注意を。
袖口と裾には細いリブを配しており、下から入りやすい冷たい風をシャットアウトしてくれる。調整はできないが、程よいフィット感でこれなら安心して外でも過ごせそうだ。
ポケットはフロントに2つ、内側に2つある。フロントのほうにはチンウォーマー(手を温める素材)は特にない。
内側はかなり大きいサイズであり、長財布やiPad miniを悠々に入れられるほど。キャンプならグローブをここに収納してもいいかもしれない。
襟も高すぎず低すぎず、ちょうど首を覆えるほど。
風が吹いても首にダイレクトに冷気が当たることはないため、ある程度は寒さを防げるだろう。
同商品には3Dカットと呼ばれる手法を取り入れている。これは前と後ろの生地の間に別の生地を配すことで、体の厚みに適応して隙間なく美しいフォルムを構築してくれる。
これがないと、おなかのでっぱりが強調されたり、両サイドの内側に空間が生じ、コールドスポットが生まれて保温性を失ったりする。
ウルトラライトダウンジャケットには、いずれにも収納袋が付属しており、小さくして持ち運べる。こちらにも多少の撥水加工を施しているので、小雨に打たれても中のジャケットを濡らしにくくなっている。
ユニクロの服はキャンプで活躍するのに納得
結論として、3位にランクインしたウルトラライトダウンジャケットはキャンプで使用する分には問題なく、ゴアテックスなどの防水透湿性素材があるわけではないため悪環境では厳しいが、価格面で見てもこれなら多くの人がユニクロの服を着る意味が理解できた。
ちなみに、ユニクロは週末になるとセールを実施することが多く、また廃盤が決まるとさらにお得な価格になることがあるため、チラシやホームページをチェックして買いに行くといいだろう。気になる人は、ぜひお店に足を運んで試してみてはいかがだろうか。
ユニクロ 公式ページ