冬キャンプにトラブルは付きもの!絶対にやってはいけないこと5選
ほかの季節では味わえない楽しさがある冬キャンプ。
しかし、想定できないトラブルに見舞われることも……。
そこで全国のキャンプ場に、実際にあったトラブルを聞いてみた!
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①夜中にエンジンをかけて車中泊!
冬キャンプでは、寒さや積雪など、クルマに関するトラブルが多いようだ。
アイドリング中に雪がマフラーを塞いでしまうと、排気が逆流して一酸化炭素中毒になることも多い。
積雪時および降雪の予報が出ている場合は、絶対にエンジンストップを。
●栃木県/キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
スタッドレスタイヤやチェーンの準備がなく、帰れなくなるお客さんが多い。その際はけん引したり、様子を見てチェックアウトを延ばしたり、砂利を敷いて脱出してもらうなど対応。
●福島県/ふくしま県民の森フォレストパークあだたら
キャンプ場への道路が凍結して上ることができず、キャンセルして帰るお客さんがいる。
●茨城県/大子広域公園オートキャンプ場グリンヴィラ
寒さで眠れないため、クルマのエンジンをかけっぱなしにして暖を取ろうとするお客さんがいた。注意しても自分勝手な言い訳をして正当化する。
●香川県/国営讃岐まんのう公園オートキャンプ場ホッ!とステイまんのう
キャンピングカーのFFヒーター利用を禁止しているが、隠れて使ってほかのお客さんからクレームが入った。
キャンプ場からのアドバイス(三重県/Cキャンプ場)
天気予報にはない降雪や積雪、路面の凍結などもあるため、スタッドレスタイヤやチェーンの準備が必要です。もちろん、夜の寒さに備えた防寒対策も忘れずに。
➁夜間に泣きつかれて貸し出し
寒さ対策が十分でなく、夜間にキャンプ場へ泣きつくキャンパーも。
想像以上に寒くて、来場後にシュラフをレンタルしたり、フリースを購入するキャンパーも多いという。
防寒対策は大げさなくらいがちょうどいいかもしれない。
●栃木県/キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
夜間に毛布のレンタル依頼があり、宿直スタッフが対応した。
●栃木県/ACNサンタヒルズ
夜に寒くて限界だとお客さんに泣きつかれ、宿泊をコテージに変更した。
キャンプ場からのアドバイス(栃木県/キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原)
寝具、服装、暖房器具が十分あれば快適に過ごせるので、余裕を持った準備を。
③電気容量オーバーでまさかの……
AC電源サイトはとても便利だけれど、使い方をまちがえると非常に危険だ。
●栃木県/キャンプ・アンド・キャビンズ那須高原
ホットカーペットやセラミックヒーターを使用したうえ、ドライヤーや炊飯器などを併用したことからブレーカーが落ちた。
●栃木県/ACNサンタヒルズ
容量以上の電力を使ってブレーカーを落とすだけならまだしも、1500Wも使用して電源コードが焼けてあわや大惨事に。
キャンプ場からのアドバイス(栃木県/ACNサンタヒルズ)
電力容量を少しぐらいオーバーしても……という軽い気持ちで使わないでください。とても危険です!
④寒くて夜中に無断退場!?
寒さに耐えきれず、夜中にまさかの雲隠れ!? 思いもよらぬことが起きるのがアウトドア。
さらに冬キャンプとなると、想定外のことが起こりかねない。
繰り返しになるが、知識も道具もしっかりと準備をしておくこと。
●長野県/ACN信州伊那谷キャンパーズヴィレッジ
寒すぎて耐えられないと、夜中に無断でゲートを開けて退場したお客さんがいた。24時間電話対応できるようにしているのに……。以後、ブラックリストに登録。
キャンプ場からのアドバイス(長野県/ACN信州伊那谷キャンパーズヴィレッジ)
困ったときは、まずはスタッフに相談することが大切です。
⑤トラブルではないけれど……冬キャンプではこんなコトも!
トラブルというほどではないが、寒さでこんなことになる場合も。
冬キャンプは楽しいが、予想外のことも起こるので十分注意しよう。
天候や道路情報などは事前に自治体やキャンプ場のHPで確認しておきたい。
●広島県/ACN大鬼谷オートキャンプ場
寒冷地用のトイレを使用しているが、凍結でトイレの便器が割れたのでヒーターを追加した。
●滋賀県/十二坊温泉ファミリーキャンプ場
道路が凍結で閉鎖されることがある。そんなときは臨時休業せざるを得ないので、チェックイン予定のお客さんに連絡、SNSでも告知する。
TEXT/牛島義之
出典/ガルヴィ2022年12月号
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