キャンプ場を開業したい!現役キャンパーが語る押さえておくべきこと8選
キャンプ場を開業するためにはどんな苦労があるのか「オガワプラムガーデン」の青沢さんと「be-北軽井沢キャンプフィールド」の佐久間さん・山口さんに聞いてみた。
運営する人たちの苦労が分かれば、利用者もキャンプ場を大切に使おうという気持ちになってくるはず!
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①どんなキャンプ場にしたいか、ビジョンを決める
ゼロから開業するにせよ、居抜きのキャンプ場でスタートするにせよ、利用してもらいたいキャンパー像を考えておく。
そのイメージがないと、どのくらい施設を整えるべきか不透明で時間が足りなくなる。
また、利用者から不満が出てイメージダウンにつながる。
②運営はひとりでは難しく、最低2名で一緒にする
be-北軽井沢キャンプフィールドは佐久間さんと山口さんのふたりが協力。
プラムガーデンオガワは青沢さんをサポートしてくれる友人がいる。
一緒に運営する人がいれば、万が一体調を崩したときや私用があった際に交代でき、仕事を分担することができる。
③土地探しは、地域に住む人と一緒に探すのがベター
青沢さんは移住者向けのイベントに参加し、地主さんと出会って土地を借りることに。
佐久間さんと山口さんは、地元の会社のスタッフが土地探しを手伝ってくれた。
不動産会社に相談する手もあるが、地元の人との関係づくりをするのが一番かも。
④オープン日を大まかに決めて計画的に進める
土地が見つかって整備に取り掛かるところで、スケジュールを組むことが重要。
オープン日を決めれば手順が見え、気持ちが引き締まる。
GW前の4月あるいは夏休み前、シルバーウィーク前の9月の開業が、キャンプ場探しをする人が多く、集客しやすいという。
⑤ライフスタイルに合わせた運営方法を決める
キャンプ場を開業すると、しばらくは収入が不安定になり、ほかの仕事をしながら経営する人が多い。
私用もあるので、無理して年中無休で運営せず、休業するのも大事。
ちなみに、青沢さんは夏場に世界を巡る旅をするため、夏季は休業するとのことだ。
⑥草刈りと土地の整備、管理棟の準備は時間がかかる
キャンプ場の準備でもっとも時間がかかるのが、管理棟とサイトの整備。
草刈りや土壌管理は道具も必要で、場合によっては人手もいる。
両キャンプ場とも、休日を返上して草刈りと泥取りに時間を費やしたそうだ。
おおむね半年はかかると心得たほうがいいだろう。
⑦位置情報は、事前にGoogleマップに設定しておく
キャンプ場の集客方法はいくつかあるが、両キャンプ場ともに共通していたのが、Googleマップの登録。
最近のキャンパーは、行きたい地域を決めた後に、地図アプリで近くのキャンプ場を調べるとのこと。
広告資金があまりない場合は、参考になるアドバイスだ。
⑧最初の集客はSNS、あとはリピーターによる口コミ
Googleマップに登録しても、それだけで人が集まるとは限らない。
オープンしてからはSNSなどで発信し続け、利用した人たちを大切にして、リピーターになってもらう。
リピーターがいれば口コミで広がっていく。
メディアへの広告は状況に合わせて考える。
オガワプラムガーデン
埼玉県比企郡小川町飯田
℡. 050-5308-4728
営業期間:不定休(夏季に一時期休み)
予約:InstagramのDMもしくはLINEにて
https://www.plumgarden-ogawa.com
be-北軽井沢キャンプフィールド
群馬県吾妻郡長野原町応桑1984-160
営業期間:春〜秋 ※冬は休業
予約:https://reserva.be/becampfield/about
https://camp-in-japan.com/be/
PHOTO/中里慎一郎
TEXT/小川迪裕
出典/ガルヴィ2022年12月号
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