まだ釣りをしたことないキャンパー必見!キャンプだけではない釣りの凄すぎる魅力とは?
まだ釣りをしたことのないキャンパーでも「一度はしてみたい」という人はいるはず。
そこで、ルアーフィッシングに精通した佐藤直樹さんに、冬場の釣りについて語ってもらおう。
佐藤直樹さん
1980年生まれ、横浜在住。幼少期に釣りの魅力に取り憑かれ、海・川・湖問わず、水辺を見ると本能が疼く。釣りの楽しさや感動を伝えることに喜びを感じています。DUOソルトプロスタッフ、PAZDESIGNテスターを務める。
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敵を知ることは釣果への近道
ついこの間まで夏だったのに、一気に寒くなって気付けば冬。
水温が下がってくると、魚たちは厳しい冬に備えて栄養や脂肪を蓄えるため、「荒食い」を始めます。
そんなタイミングで釣りができれば魚を容易に釣るチャンスですが、季節の進行も早く、慣れないと魚の動きが捉えにくいものです。
基本的に、高水温が適水温な魚から順に冬を意識し始めます。
そのため、いま何が「釣れている」、もしくは、「釣れなくなってきた」という情報を全体で考えることが重要です。
現在の川や海の中の季節の進行が把握しやすくなります。
まずはそういった「魚の習性や特徴」を知ることが、釣果への近道ということはまちがいありません。
春だけじゃないメバル釣り
春に釣るイメージが強いですが、秋から冬にかけても釣りやすい季節といえます。
冷たい水温を好むため、夏場は深場にいます。11月ごろになると水温も下がり、メバルは浅場へ動き始めます。
産卵を控えたメバルが活発にエサを食べるので、釣りやすい季節というわけです。
12月になると、浅場の藻場や障害物、根の周りに集まり、産卵行動に入ります。
1月は産卵で体力を消耗して釣果が落ち、2月は水温が最も低い時期なので、さすがのメバルもおとなしくなります。
そして水温が上昇する春に、また釣れ始めることから、春告魚(メバル)という名前が付いた、というわけです。
今回は季節の進行を踏まえ、メバルを例に挙げて解説しました。
それほど大きくはありませんが、手軽に釣れ、食べてもおいしく、引き味もいい。
愛くるしい大きな目のメバルは人気のターゲット。
しかし、産卵を控えてお腹が大きくなった今の時期に釣れるメバルは、できればそっと逃がしてあげましょう。
いつまでも楽しい釣りができますように。それでは。
出典/ガルヴィ2022年12月号
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