知らないと危険!?焚き火中にやってはいけないこととは?
アウトドアブームの影で問題になっている焚き火のマナー。
火の扱いはひとつまちがえると大きな事故につながる。
今回は焚き火の最中に気をつけたいことをしっかりとおさらいしておこう。
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そばを離れず目を離さない
焚き火をするときは、絶対にそばを離れず、焚き火から目を離さないこと。
薪がはぜて何かに引火したり、ほかの家族の子どもがサイトに入り込んで焚き火台につまずいたりするなど、予想できないことが起こる場合もある。
そんなとき火の番がいれば、大事にならずにすむ。
また子どもがいる場合は、子どもひとりに火の番をさせないこと。
必ず大人も一緒にいるようにする。
煙や火の粉で迷惑をかけない
焚き火の煙や火の粉がどこに向かうのか、常に風下に注意すること。
焚き火から煙を出にくくするには、まず湿った薪や生木を燃やさないこと。
そして十分に酸素が取り込めるよう、薪と薪の間に隙間をつくり、新鮮な空気が入ってくるようにすることだ。火をおこして大量の煙が出るようなら、薪が湿っている可能性も。薪を替えるか、乾かすか、焚き火を中止することも考えたい。
火を大きくしすぎない
焚き火は、家族や仲間と静かに会話を楽しめる大きさが一番癒やされる。
あまり大きくすると、癒やしどころか恐怖の対象になってしまう。
焚き火は、火力をコントロールできなくなるほど大きくしないのが基本だ。
目安として薪を動かす程度で、火力を変えられない火を“大きな火”と考えておこう。
つまり薪を動かして火が弱まれば、火力調整ができているといえる。
新聞紙などは燃やさない
火をおこすときや火力を上げたいときに、新聞紙や落ち葉を使う人がいるが、これはNG。
紙や枯れ葉は燃えると灰を巻き上げてしまうので、周囲のキャンパーに迷惑をかけることになりかねない。
火をおこす際の火種には着火剤、消えそうな焚き火の火力を上げたいときは細く割った薪や乾燥した小枝を入れるようにする。
もちろんゴミを燃やすのは論外の行為だ。
ジェル式着火剤の追加も危険なのでやめよう。
TEXT/牛島義之
ILLUST/岡本倫幸
出典/ガルヴィ2021年12月号
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