【焚き火のプロになる】確実に火をつけるにはこの準備が重要だった!
一昔前とは違い、今のキャンプは夏だろうと冬だろうと焚き火がマスト。
そこで今一度、焚き火の仕方をおさらいしておこう。
今回は、薪に火を移していくための「焚き付け」について考察する。
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薪を燃やすために必要な焚き付け
火口(ほくち)のごくわずかな炎からいきなり薪を燃やすための高温は得られないので、その前に「焚き付け」と呼ばれる細い枝や極細い薪を用意することになる。
焚き付けであれば火口だけで燃焼→熾きにできるし、より太い薪を燃やす熱となる。
そうやって徐々に太い薪へと炎を移していくので、焚き付けを集めるのは重要な仕事なのだ。
乾いた小枝は最良の焚き付け
キャンプ場の通路の脇をよく見ると、小枝が落ちていることに気づくだろう。
乾いた小枝は最良の焚き付けだ。
気温が低い秋冬や、夏でも雨が降るなど条件が悪い日は、燃焼に必要な熱をキープしづらい。
火口と焚き付けは自分が思っている量の倍くらい集めておくと、落ち着いて焚き火に取りかかれる。
良質の焚き付けがないときは市販の薪を利用する
濡れた小枝しかないなら、市販の薪を細く割る。
薪にくっついている樹皮も火がつきやすい。
翌日も焚き火をするなら、濡れた薪や焚き付けを焚き火周りで乾かしておこう。
【注意!】軍手をはめた手でナタを持つとナタがすっぽ抜ける危険がある。素手か革手袋を着用して。
濡れた樹皮をはいでみる
雨の日は、小枝を拾ったときに手で折ってみよう。
乾いた音がしてパキッと折れたら内側は乾いているので、表面を削って焚き付けに。
樹皮や削った木片は乾かして火口にしてもいい。
乾いた焚き付けと濡れた焚き付けは分けておく
雨上がりのキャンプ場を見回すと、すでに乾いた小枝とまだ濡れたままのものが見つかる。
濡れていても乾かせば燃料となるが混ぜておくと乾いた小枝すら濡れる。
分けて持ち運ぼう。
PHOTO/逢坂聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2020年12月号
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