誰でも簡単にできる!上級キャンパーがやってる理想すぎる焚き火術とは?
ひと昔前とは違い、今のキャンプは夏だろうと冬だろうと焚き火がマスト。
そこで今一度、焚き火の仕方をおさらいしておこう。
今回は、理想の焚き火をするためのテクニックを紹介。
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■薪を平行に並べてチロチロと燃やそう
薪を積み上げず平行に並べると、火はさほど高く燃え上がらない。
こう書くと頼りなく思えるが、小さくても力強く、焚き火好きから愛される火となる。
キャンパーに人気のV型の焚き火台なら、中央に焚き付けと細い薪を置き、その両脇に2本の太い薪を置くだけで準備が整う。
両脇にそびえる焚き火台の壁が風を防ぎ、しっかり熱をためるのですばやく着火できるのもいい。
ディスク型焚き火台でも同様の組み方ができるが、薪の下に空気が届きづらい場合がある。
細めの薪で下駄をはかせ、太い薪を持ち上げるようにすると立ち消えしにくい。
■薪の組み方
細い薪を平行に置き、その上に太い薪を載せる。
風の強さによって薪をハの字にしたり、ゲタの向きを調整したりしてもいい。
太い薪の間にたっぷりの焚き付けと火口を載せる。
着火したら様子を見つつ焚き付けと細い薪を太い薪の間に追加して燃焼をうながす。
■リフレクターを使って暖かさ倍増。風もコントロール!
今人気の焚き火用風防は、風を防ぐほか、リフレクターとしても優秀。
秋冬はリフレクターの反対側に座るとぽかぽか暖かい。
■両側に太い薪を置いて内側をじっくり燃やす
太い薪2本で熱をしっかり蓄える。
写真は樹皮を外側に向けているが、樹皮を内側に向けるとより早く太い薪に火がつく。
■適度に空気を入れる
フラットなディスク型焚き火台は下側からの空気供給をしづらいものがある。
細めの薪を2本置いて空気の通り道を確保しよう。
■暖をとるなら最後に太薪を追加
ひとしきり焚き火を利用したら、最後に太い薪を真ん中に追加する。
空気が適度に遮断され、真ん中の薪はゆっくり燃える。
焚き火らしい炎は見えづらいが、じっくり暖を取れる。
PHOTO/逢坂聡
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2020年12月号
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