冬の焚き火どうやって楽しんでる?富士五湖エリアのキャンプ場を徹底調査!
キャンプ場にはそれぞれのスタイルで焚き火を楽しむキャンパーたちがいる。
しかし、実際のところ、他の人たちがどんな焚き火しているのか、意外と知らないのではないだろうか。
そこで、富士五湖エリアの3つのキャンプ場で焚き火の楽しみ方について調査をしてみた。
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①かっちゃんさん夫妻 @朝霧ジャンボリー オートキャンプ場
4本ポールと手作りガーランドで広々&おしゃれなタープ空間に
「冬キャンプがしたくて2ルームテントを買いました」と話すかっちゃんさん。
お正月はいつもキャンプで過ごすほど、冬キャンプにはまっているそう。
寒さ対策だけでなくサイトのビジュアルにもこだわっている。
自慢のポイントは奥さんお手製のガーランド。
夜になるとロープに這わせたLED電飾がキラキラと光る。
焚き火台を囲むようにユニフレームの囲炉裏型テーブルを置き、アイアンハンガーでケトルを吊るす。
小さくて可愛らしいアルパカの石油ストーブ。
付属の反射板はないため自作したものを装着。
➁はっとんさんファミリー @PICA富士西湖
このキャンプ道具ぜんぶ軽バンに積んできました!
「ユニフレームのファイアグリルは焚き火もできてBBQもでき、2役をこなしてくれるので助かっています。うちは軽自動車なので」と奥さん。
そのほかのギアも、コンパクトに収納できることを重要視して選んでいるという。
テントで寝る際に敷くマットも空気で膨らませるタイプのものをチョイス!
火おこし器の機能も兼ねているキャプテンスタッグの火消し壷。
ひとつで2役をこなすギアを持つことで、全体の荷物量を少なくしている。
焚き火台でマシュマロを焼いておやつタイム。
このあと、網を置いてBBQをするとのこと。
③黒石さんファミリー @PICA富士西湖
アメリカンなキャンプスタイルに憧れて
もともとはインドアな趣味が多かったという黒石さんだが、アウトドアの趣味も作ろうとキャンプをするように。
テント泊も好きだが、いまはキャンピングカーでキャンプするスタイルに落ちついた。
毎回キャンプにテーマを決めているそうで、今回のテーマは「ウエスタン・アメリカ」。
今夜は焚き火でハンバーグを焼く予定だ。
焚き火台まわりはスノーピーク製品で統一し、すっきりとまとめている。
ジカロテーブルは焚き火台Lにフィットするサイズ。
スノーピークの焚き火台は火がおこしやすいと太鼓判を押す。
④しょうじさんファミリー @PICA富士西湖
コールマンのギアで絆深まるファミリーキャンプ
子どもが産まれる前はサーフィンやスノーボードに熱中していたというご夫婦。
子供が産まれ、家族みんなで遊べる趣味を作ろうとキャンプを始め、いまでは真冬のキャンプも楽しむほどのキャンパーに。
うちはまだ子どもが小さいので、電源サイトでホットカーペットを使って冬キャンプしてます」と奥さん。
薪をたくさん拾ってきて、ロゴスの焚き火台で盛大に焚き火。
6歳のお兄ちゃんが畑体験で採ってきたサツマイモで焼き芋を焼いている真っ最中。
⑤佐藤さん @朝霧ジャンボリー オートキャンプ場
ネイティブアメリカン的要素を自己流にアレンジ
「焚き火がしたくてキャンプしてるようなもんですよ」とキャンプ歴5年の佐藤さん。
今晩のメニューを聞くと、焚き火で焼いたハンバーグとのこと。
この日は連れてきていなかったが、愛犬と一緒にキャンプすることが多く、外と内を自由に行き来できるワンポールテントでの土間スタイルのキャンプがお気に入りなのだそう。
焚き火台に対荷重がないためアイアンハンガーでフライパンを火にかける。
フライパンの持ち手カバーは手作り。
⑥muroさん @朝霧ジャンボリー オートキャンプ場
キャンプは夏よりもむしろ冬がメインです
寒い季節になると焚き火の温かさを味わえるので、キャンプはもっぱら冬がメインというmuroさん。
あたたかい冬キャンプがしたくてサーカスTCを購入した。
DODの焚き火台は去年買ったばかりのニューフェイス。
普段はユニフレームの焚き火台を使いダッチオーブンやスキレットでの料理もしているそう。
焚き火で沸かしたお湯でこだわりのコーヒーを淹れる。
ユニフレームの焚き火テーブルは天板がステンレスのため熱々のケトルもそのまま置ける。
コーヒーは豆をミルで挽くところから。
⑦わるおさん @朝霧ジャンボリー オートキャンプ場
ミニマムなギアとマツダ・ロードスターと共に
じつは今回が初キャンプだというわるおさん。
マグネシウムのファイアースターターの使い方や「小川張り」の方法など、キャンプの知識は主にYouTubeで見て習得したそう。
愛車ロードスターはツーシーターのため、ギアは基本的にコンパクトでミニマムなものをチョイス。
カメラも趣味で、この日の朝は見事な赤富士の撮影に成功!
着火方法にはこだわっており、ライターは使わない主義のわるおさん。
マグネシウムのファイアースターターと、USBで充電可能な電気式着火装置を併用している。どちらもネットで購入。
最後に番外編として、焚き火台を使わずにキャンプを楽しんでいる人たちも紹介しよう。
⑧【番外編】takatojun.731さん@浩庵キャンプ場
ヴィンテージアイテムに囲まれて
ヴィンテージアイテムを取り入れたキャンプスタイルにこだわっているお2人。
テントはクラシックな形が特徴的なコールマンのビラデルマーリバイバル。
ランタンも古いものが多く、これらのヴィンテージアイテムは神奈川県座間市にあるショップ、Mister Morning Starで購入しているそう。
今年、新しく購入した武井バーナーのパープルストーブ。
これひとつでテント全体をポカポカにしてくれる。
赤い帽子が一際目立つのは、1920年代のコールマン製テーブルランプ。
そのほか、古いランタンやランプが並ぶ。
PHOTO/伊藤郁
TEXT/加茂光
出典/ガルヴィ2018年12月号
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