これは欲しくなる焚き火ギア!タープ&周辺グッズを使ってみた
近年、ますます充実してきているのが焚き火にまつわるギア。
そこで編集部が気になるギアをピックアップしてみた。
今回はタープ&周辺グッズを紹介。
〈テンマクデザイン〉炎幕レクタタープ
少人数でじっくり焚き火!シンプルなレクタ型タープ
難燃加工を施した火の粉に強いタープ。使い勝手もよく、どんなアウトドアシーンでも対応可能。
ブッシュクラフトなどハードな状況でも快適に過ごせる。
注意点は、焚き火台の位置。
いくら難燃加工の生地といっても火とは一定の距離を確保しないと、熱や火の粉で、穴が空いてしまう原因のひとつになる。
タープ自体を高く設営することも大事だ。
サイズは2.9×2.9mとやや小さめ。ファミリーでは狭く感じるので、少人数のキャンプ向け。
風上のタープを下ろして風よけとしても使えそう。
生地はポリエステルオックスで裏にはコーティング加工がなされている。
しかし火を近づけると危ないので、ポールは長めのものを用意しよう。
1万2800円
【問】WILD-1事業部
℡.028-651-0570
https://www.tent-mark.com/
〈フィールドア〉レクタタープT/C
マジメに設計した難燃性、防腐性がすばらしい
タープはキャンプギア選びの優先順位としては低く、初心者は持っていないことがよくある。
フィールドアのレクタタープは非常に大きいので、たとえばグループキャンプなどの大人数のとき、メインスペースとして設営しておくと急な雨でも安心。
TC素材を使っており遮光性にも優れているので、日差しが苦手な人にも喜ばれる。
価格もお手頃。まだタープを持っていない人はぜひ試してみて!
タープの有無でタープ下の温度も変わる。
遮光性が高いほど夏場は涼しく、熱中症対策にも繋がる。
冬も活躍してくれる万能タープだ。
タープにテンションがうまくかからないと、強風で倒れてしまうかも。
薪をくべすぎるとタープ近くまで炎があがり燃えることもあるので注意。
1万4200円
【問】クローバー
℡. 03-6432-9125
http://fieldoor.com/
〈ユニフレーム〉燕三条乃斧
小枝割りにも使える視点がおもしろい!
日本人ならではの気の利いた機能がポイント。
焚き付け用の長い枝は折ることが難しく、力も必要。
この斧なら刃部の反対側にある溝に細い薪や枝を挟み、テコの原理でいとも簡単に折ることができる。
持ち手も、フィットするグリップ形状と素材で滑りにくい。
手斧で太い薪を割ることも可能だが、時間と労力がかかる。なるべく細い薪での使用をオススメ。
4630円
【問】新越ワークス ユニフレーム事業部
℡.03-3264-8311
https://www.uniflame.co.jp
〈ベアボーンズ〉フィールドハチェット
両手でも片手でも使えるサイズ感が便利
持っているだけでグッとワイルド感が増す、シンプルな構造の手斧。
市販の薪は太すぎて、意外と使い勝手が悪い。
このサイズのハチェットがあると、程よいサイズに調整し、スムーズに薪を燃やせる。
切れ味抜群なので、焚き付け用のフェザースティック製作も可能に。
慣れていない人は両手で握って使おう。
薪を割ると、両サイドに飛ぶため、作業時は周りに人がいないかよく確認するように。
7000円
【問】エイアンドエフ
℡.03-3209-7575
https://www.barebonesliving.jp/
〈ロゴス〉たき火台シート
焚き火好きなら必需品になり得る便利アイテム!
シートを敷くことで、火の粉やこぼれ落ちた灰から芝生やウッドデッキを守ってくれる。
2つ折りで使えば、耐熱温度が約500℃もあるので、テーブルの上にグリル台も置ける。
風で飛ばされないように、四隅のハトメをペグでしっかり固定できるように考えられているのも特徴。
サイズは80×60㎝で、焚き火台+ギア類だけでなく、BBQグリルを載せても使える。
1700円
【問】ロゴスコーポレーション・コンシューマ係
℡.0120-654-219
https://www.logos.ne.jp/
〈プリムス〉エアリルL
多機能な焚き火用グリルスタンド
フラットに折りたためる焚火用グリルスタンド。
組み立てパーツが少なく設営も楽チン。
付属の焼き網は高さ調整ができるアームに載せられ、難しい火力調整も容易。
これで焚き火を囲むなら3人がベストだろう。
10秒足らずでベースの設営は完了。
パーツを付けても1分はかからないので、初組み立てでも問題なし。
1万7000円
【問】イワタニ・プリムス
℡.03-3555-5605
https://www.iwatani-primus.co.jp/products/primus/index.html
〈グリップスワニー〉難燃ブランケット
焚き火でも室内でも使える万能ブランケット
このブランケットは外側が難燃素材で内側がボアフリース。
難燃性のアウターは数多く発売されているが、パンツは少ないので膝にかけておくと火の粉から保護してくれる。
またアジャスターが付き、腰にも巻けて冷えをシャットアウトしてくれる。
ひざ掛けならふたりでも使えるサイズ。
日常生活でもブランケットは便利なので、部屋にあってもいい。
5900円
【問】スワニー販売
℡.03-3306-1411
https://www.grip-swany.co.jp/
〈グリップスワニー〉TAKIBIグローブ
アウターのカフスも覆う長さが助かる!
キャンプやBBQでグローブをはめておくべき場面は多く、とくにうっかり燃え残った炭や灰を灰捨て場に持っていくときは必要。
ひとつ持っておくと、なにかと便利なのが、耐熱グローブなのだ。
内側が麻なので蒸れにくい。
厚手の手袋は装着が難しいが、ベロを引っ張れば指先まで入るようになる。
4000円
【問】スワニー販売
℡.03-3306-1411
https://www.grip-swany.co.jp
PHOTO/黒崎健一
TEXT/猪野正哉
出典/ガルヴィ2019年12月号