「iPhoneなら7回充電」キャンプ専門家が選んだ“モバイルバッテリー”とは?
アウトドアライフで定番に使うギアは、使い勝手や自分の目的に合った一品をしっかりと見極めたい。
今回紹介するのは、いまや日常生活の一部と化している電子機器の数々。
案内人は低山小道具研究家のモリカツこと森勝さんだ。
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森勝(もりまさる)
低山小道具研究家。愛称はモリカツ。
子供の頃は秘密基地造りと探検、文具や小道具に夢中だった。世界初や秘密という言葉に弱い。
アウトドアとの親和性も高い電子機器
現代社会の生活に溶け込んだ機器の多くは、アウトドアライフとの親和性もじつに高い。
どうしても電子機器=インドアというイメージが先行するが、携帯電話もノートパソコンも、気軽に屋外に持ち出せる機動性が本来の最大の特徴だ。
リチウムイオン電池の進化によって、より小型で携帯性が高い電子ギアが手軽に入手できるようになった。それをアウトドアライフに活用しない手はない。
どこでも仕事ができるタブレット
手軽に持ち運びできるタブレット端末は、アウトドアにもってこいの存在だ。
折りたたみの携帯キーボードと併用すれば、使い勝手はさらに向上する。
最大10時間連続稼働する長寿命バッテリーも魅力的だ。
アップル iPad
サイズ:250.6×174.1mm
メモリ容量:32GB~
重量:483g(Wi-Fiモデル)
手首に地図を持ち歩くスマートウオッチ
アウトドアでは主にPROTREK Smartを使用。
GPSを内蔵してスマートフォンなしでも地図が表示でき、電波圏外でも事前にダウンロードした地図を表示させて現在位置を確認できる優れものだ。
カシオ PROTREK Smart
本体サイズ:約60.5×53.8×14.9mm
OS:Wear OS by Google
電子機器の屋台骨モバイルバッテリー
携帯電話の充電を主眼に置いたモバイルバッテリーは数多いが、今回紹介するゼンドゥーラ のSuperTankはとてもパワフル。
27,000Ahという大容量を誇り、iPhoneなら7回充電できる。
USB-Cケーブル経由でノートパソコンへの給電も可能なので、これひとつであらゆる用途に対応可能だ。
ソーラーパネルは保護回路つきのタイプを選べ
モバイルバッテリーの充電が尽きてしまったときの最後の手段は、ソーラーパネルによる発電だ。
アウトドアのほか、災害時にも活躍する。
ただし、気象条件などで発電量や電圧が安定しないので、保護回路つきタイプの購入をおすすめする。
モリカツのこだわり電子機器はコレだ!
電子機器というテーマではあるが、ここではあえてモバイルバッテリーとソーラーパネルをチョイスしたい。
電子機器各種が便利なガジェットであることに異論はないが、これをアウトドアで使用する前提で見た場合、まずはバッテリーの心配が払拭されることが最低条件なのである。
そしてこの問題を克服してくれた大容量モバイルバッテリー、さらに奥の手として期待されるソーラーパネルがあればこそ、あまねく電子機器はその性能を遺憾なく発揮できる。
出典/ガルヴィ2019年12月号
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