キャンピングカーで行く【リフト乗り場前に宿泊?!】は控えめに言って最高だった!
「星野リゾート アルツ磐梯」とキャンピングカーのレンタルサービスを提供する「ジャパンキャンピングカーレンタルセンター」は、冬季限定でゲレンデを満喫できるお得な車中泊プランを用意している。
星野リゾート アルツ磐梯はゲレンデ規模の割りに宿泊施設が少ない。一方、キャンピングカーのレンタルは夏休みが中心だ。
両社がタッグを組むことでより多くの人が快適にゲレンデを楽しめるというわけだ。
しかも、うれしいことに車中泊プラン専用駐車場は敷地の片隅に追いやられることはなく、リフト乗り場の目の前にある。
どのスキー場もそうだが、広い駐車場から、えっちらおっちら板をかついで歩くのは骨が折れる。それなのに文字通りゲレンデ直結なのだからたまらない。
タオルやゴミ袋も用意してくれる
チェックインは朝8時からで、チェックインをすればリフト券を受け取れる。ゲレンデ前の車中泊プラン専用駐車場は予約日の16時から利用でき、それまではセンター駐車場を利用する。だったら初日は観光しながら遅めに到着するほうがいいかも。
チェックインで渡されるのはエリアマップとリフト券、歯ブラシ、ゴミ袋、利用証。ストラップ付きのカードケースとキーは、スキーのロッカーとセンターハウスの鍵なので取扱いには十分気をつけよう。温泉用のタオルは、ホテルのフロントで渡してもらえるので至れり尽くせり。
FFヒーターがあるので、エンジンを止めてもあたたかい空気を吹き出してくれる。これがあるとないでは大違い。
朝、リフトが動く間際までベッドでゴロゴロ過ごせるのがうれしい。
なお、ゲレンデの朝は早い。音に敏感な人はゲレンデ整備の音が気になるかもしれないので、耳栓があるといいだろう。
さらにホテルの温泉とロビーも利用OK。まさにキャンピングカー=客室なのだ。
温泉はホテル宿泊者と車中泊プラン利用者のみなので、混雑知らず。これもうれしい。ちなみに温泉のそばにはコインランドリーや温水プールもあり、これらの利用も可能だ。
翌朝はいち早く山頂に向かってパウダースノーを満喫。
駐車場での仮眠とは違ってあたたかい車内で手足を伸ばして眠れるし、温泉で運転の疲労を癒やせる。100%のコンディションで雪山に挑めるのが最高だ。
滑り疲れたらキャンピングカーで休憩
また、ゲレンデ直結なので滑り疲れたらキャンピングカーに戻って休憩。
ティータイムを楽しむもよし、ナイターに備えて昼寝するもよし。
隣にクルマがなければテントやオーニングを広げてもよく、かなり自由度が高い。
平日でほかの車両が少なかったので、自立するモンベル「マルチシェードL」(6万5780円)をキャンピングカーの脇に張って、スノーボードの途中でブーツを履いたままくつろげるよう整えてみた。
ヘリノックス「サンセットチェア」にキルティングの「トースティ」(1万8700円)をかぶせて休憩時の冷えを予防する。フードも付いていてすっぽりくるまれるのがいい。
この日は残念ながら風が強くて焚き火ができなかったが、駐車スペースでは焚き火やバーベキューもOK。
大好きな雪山を眺めながらくつろぎ、眠る。好きなタイミングで滑りにいける。これほど最高の環境はめったにお目にかかれない。
→Part.2 雪遊び編に続く
レンタルキャンピングカーでスキー場満喫プランの詳細・予約はこちら
URL: https://japan-crc.com/hoshino_campingcar/
PHOTO/逢坂聡 TEXT/大森弘恵