それ、NGかも…。あなたは迷惑キャンパーになってない?今さら聞けないキャンプマナー10選
キャンプは自然の中で楽しむ遊び。そこには守らなければならないルールやマナーがある。
とくに問題になりやすいのが焚き火と騒音だが、それ以外にも注意が必要なものがある。
改めておさらいしておこう。
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①芝生や地面にやさしい焚き火を
キャンプ場は直火禁止がほとんど。
焚き火台があれば利用できる場所も多いが、芝生を保護するために板を敷くなど、焚き火台の使い方にもルールがある。
自然公園内では焚き火ができない場所もあるので、よく調べよう。
➁強風時は、火の粉と煙の流れには注意する
強風時は風で火の粉があおられる。
焚き火は、テントやタープなど穴があきやすいもの、燃えやすいものから十分に離し、風向きを考慮して行おう。
また、乾燥した落ち葉は着火しやすい。焚き火まわりの落ち葉は、あらかじめよけておこう。
③火は消えていて当たり前。問題は灰の後始末
キャンプ中、いくらマナーを守って焚き火を楽しんでいたとしても、その後、灰を放置するなど、あってはならない。
キャンプ場のルールに沿って、しっかりと味始末をすること。「来たときよりもキレイに」を心掛けたい。
④夜間は特に声のトーンを下げよう
夜はお酒や焚き火で会話の声が大きくなりがち。
仲間同士では楽しく盛り上がっても、他のサイトからは騒音でしかない。
そこで、大人数の時は意識的に声のトーンを下げてみよう。それでもしっかりと会話はできるはずだ。
⑤サイトでの音楽は周囲に十分な配慮を!
サイトでスピーカーから音楽をかけているのをよく見かける。
お気に入りの曲をかけて、気持ちよさそうだが、ときどきボリュームが大きいキャンパーもいる。
周りのサイトには十分に配慮して、控えめの音にしよう。
⑥他のテントを照らさないように注意
消灯後の暗闇のなか、サイト内を歩くときは、ヘッドライトなどの灯りはマストアイテム。
とはいえ注意したいのが、他のテントを照らさないようにすること。
テント内にいると外からの光は意外とまぶしい。
⑦ペット同伴は可能? ルールは?
ペットとのキャンプは楽しいが、同伴するにはルールがあるので必ず確認を。
ペット禁止のキャンプ場もあるので注意が必要だ。
単に禁止というだけでなく、周辺の動物との関係なども考慮されていることを理解しよう。
⑧無断で電源を使ってはいけない
現代人にとってスマホは必須アイテム。自然の中に来ても、オフにすることはあまりない。
スマホの電源を確保するために、勝手にキャンプ場の電源を使ってはいけない。絶対にやめよう。
⑨ゴミの分別・処理方法を要確認!
ゴミの捨て方はキャンプ場によって異なる。缶を潰さないなど、その地域ならではのルールもある。
受付を済ませたら、しっかりとゴミの分別方法を確認することが大事だ。
持ち帰りの場合も必ずルールに従うこと。
⑩立木を勝手に切ってはダメ!
キャンプ場に限らず、土地には必ず所有者がいる。
どんな場所であっても、許可なく立ち入るのは禁止。
ましてや、立木を切ってしまう行為など持ってのほかだ。
ルールを守って、自分のスタイルを楽しんでほしい。
PHOTO/森 勝、黒崎健一、ROSA、@38explore
TEXT/渡辺圭史
出典/ガルヴィ2019年10月号
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