「簡単すぎ」アウトドア上級者のレシピが異次元の美味しさだった…!スパイス料理3選
いつものキャンプごはんだってスパイス&ハーブを上手に扱えば、驚きのおいしさに変身する。
夏にうれしい、そんな料理のレシピをカフェ「BASE CAMP」店主のA-sukeさんに教えてもらった。
A-sukeさん
東京・水道橋にあるカフェ「BASE CAMP」店主。
キャンプから狩猟まで広く深い知識と経験をもつ。
www.cafe-basecamp.com
■柔らかタンドリーチキン
暑いシーズンにピッタリのタンドリーチキン。
本場ではムネ肉を使うから結構硬めだけど、モモ肉を使えば柔らかくジューシーに仕上がります。
タンドリーチキンは意外なほど簡単に作れるし、傷みやすい鶏肉もスパイスに漬け込んでおけば安全だ。
鶏肉の処理にひと手間掛けるとなおよし!
材料(4人前)
鶏もも肉 1〜2枚
ヨーグルト 400g
ケチャップ 50g
レモン汁 1/2個分
ニンニク(チューブ) 5cmほど
ショウガ(チューブ) 5cmほど
塩 10g
スパイス
★パプリカ 大さじ1
★コリアンダー 大さじ1
★クミン 大さじ
★ターメリック 大さじ1/2
★レッドペッパーパウダー 大さじ1/2
★カルダモン 大さじ1/2
作り方
①ミックススパイスを作る。スパイス(★印すべて)を混ぜ合わせるだけ。
②鶏もも肉の筋、脂、軟骨を取り除き、一口大に切り分ける。
③①とヨーグルト、ニンニク、ショウガ、ケチャップ、レモン汁を混ぜ合わせてソースを作り、②の鶏肉を30分〜一晩浸けておく。
④熱したフライパンで③の鶏肉をソースごと炒める。鶏肉に火が通ったら完成。
ポイント
鶏肉は余分な脂や軟骨、筋を取り除こう。口当たりがよくなるよ。
漬けダレは家で仕込んで漬け込んできちゃえば焼くだけですぐに食べられるぞ!
■ラム肉とひよこ豆のインドカレー
やはりスパイスといえばカレー。すべてのスパイスを自分で調合してみよう。
ラム肉を使って香りを楽しむインド風カレーは、香りと辛味が暑い時期にも食欲が進みます!
これぞスパイス料理の真骨頂。
材料(4人前)
ラム肉 200g
レモン 1/2
スタータースパイス
★クミンシード 小さじ1
★クローブ 2〜3粒
★カルダモン 4〜5粒
★ニンニク(チューブでもOK) 1かけ
★ショウガ(チューブでもOK) 親指の先ほど
タマネギ 1個
トマト缶 1個
ヨーグルト 200g
ひよこ豆(水煮) 1/2缶
スパイス
◎クミンパウダー 大さじ1
◎コリアンダー 大さじ1
◎カルダモンパウダー 大さじ1
◎ターメリック 大さじ1/2
◎カイエンペッパー 辛いのでお好みで
◎塩 適量
塩 少々
オリーブオイル 適量
作り方
①ラム肉を一口大に切りわけ、レモン汁と塩で揉み込む。
②スタータースパイス(★印すべて)を低温のオリーブオイルでじっくり炒めて香りをだす。
③みじん切りにしたタマネギを②に加えて、タマネギがうっすら茶色くなるまで炒める。
④ラム肉を投入。中火に火力を上げ、色が変わるまで焼く。
⑤トマト缶、ヨーグルト、ひよこ豆、スパイス(◎印すべて)を加える。ここで味見をし、塩で味を調える。
⑥10分ほど煮込み、とろみが付いたらOK。とろみがつきすぎたら水でのばしてもいい。
ポイント
全部が整ったら10分ほど煮込もう。風味が飛ばないよう短時間の煮込み時間でいいのだ。
時間がない場合は透明になるくらいでもいいけれど、できればタマネギはじっくり炒めたい。甘みが出るぞ。
ホールのスパイスははじめに炒めて香りを出そう。強火で加熱して焦げつかないように注意して!
■西部劇のチリビーンズ
西部劇に出てくるカウボーイが焚き火を囲んでスプーンで食べているのがチリビーンズ。
なんかロマン感じちゃうよねー。
実はスパイスさえあればかなり簡単に作れちゃう。元祖アウトドア料理で焚き火を囲んでワイルドな気分で楽しもう!
材料(4人前)
牛ひき肉 300g
キドニービーンズ(水煮) 1缶
トマト缶 1缶
タマネギ 1/2コ
ニンニク 1片
ケチャップ 大さじ1
ミックスチーズ 適量
スパイス ★ガーリックパウダー 大さじ1/2
★パプリカパウダー 大さじ1/2
★レッドペッパー 大さじ1/2(お好み)
★オレガノパウダー 大さじ1/2
★クミン 大さじ1/2
塩 少々
コショウ 少々
オリーブオイル 適量
作り方
①熱したオリーブオイルでニンニクを炒めて香りを出す。
②軽く塩とコショウをふった牛挽肉と、スパイス(★印すべて)を大さじ1杯だけを1のクッカーに投入。
③火が通ったらキドニービーンズとトマト缶を入れて煮込む。
④水分が飛んだらケチャップを入れて、残りのスパイスと塩、コショウで味を調える。
⑤刻んだタマネギを加えて一煮立ちさせたら、皿に盛る。ミックスチーズをかけて完成。
ポイント
豆は乾燥のものではなくて水煮の缶詰を使おう。時短になる。
パウダーは自宅で多めに混ぜ合わせておいて味を見ながら足していこう。
TEXT/A-suke
PHOTO/平安名栄一
出典/ガルヴィ2018年6・7月号