キャンプの危険回避術を徹底解説!絶対に避けたいキャンプの危険とは?
自然を楽しむのがキャンプだが、強い日差し、突然の雨、突風、虫さされなど、自然はときに牙をむく。
また、焚き火はキャンプの醍醐味だが、火を扱うだけあってそこには当然危険もある。
出掛ける前に改めて予習しておこう。
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■自然の危険編
設営はしっかり確実に
テント、タープは、風で飛ばされると凶器と化す。設営はしっかり確実に。
河原など砂利が多くペグが効きにくい地面では鋳鉄製のペグを用いるなどしてしっかりと確実にペグダウンしよう。
河原でのキャンプは要注意
河原に近いサイトはとくに天候の変化に気を配ろう。
とくに中洲での宿泊は就寝時に雨が降っていなくても、夜の間に大雨が降って急に水位があがることもあるので避けよう。
石油ストーブはテント内では厳禁!
狭く密閉されたテント内でストーブをつけたままにすると、酸素不足で一酸化炭素が充満し、最悪、命に関わる重大な状態に陥ることもある。
ストーブ利用を想定した大型テントも発売されているが、安全面を考えると、電気ストーブや電気カーペットなどを使用しよう。
燃料は日陰で管理
ガスカートリッジやホワイトガソリンを日なたに置きっぱなしにするのは危険。
高温状態になると燃料が気化して内部の圧力が高まり、爆発や破裂の恐れがある。必ず日陰に置くようにしよう。車内に置きっぱなしもNG。
たかが虫と甘く見ていると…
夏のキャンプ場には、蚊、ブヨ、アブ、蜂といった虫やマダニが出没。刺されると大きく腫れ上がったり、時にはショック症状になることも。
暑く開放的だからといって、半ズボンや裸足になるのはオススメできない。虫除け対策をしっかりしよう。
■焚き火の危険編
強風の日は焚き火を控えよう
風の強い日は想定以上に炎が大きくなるなどの危険が。また、火の粉や灰が飛んで隣のサイトのテントに穴を開けてしまったり、最悪、山火事を発生させる危険もあるので極力、焚き火は控えておこう。
ティッシュなどのゴミは燃やさない
「ゴミも減るし燃やしちゃおう!」と紙類の燃えるゴミを焚き火で燃やすのはダメ!
ゴミのなかには燃やすと有害な物質が含まれている可能性がある。なにより紙は灰になって舞いやすく、周囲に散らかってしまう。
落ち葉などは片付けてから
風が吹いていなくても、火の粉が飛んで炎が燃え広がる危険が。あたりに落ちている落ち葉や枯れ草などはキレイに片付けてから焚き火をしよう。風が吹いている時は、風向きにも注意して着火することが大切。
直火の焚き火ができるか、要確認
直火がOKかどうかで、焚き火のスタイルや持っていく道具も変わってくる。
キャンプサイトのどこでも直火OK、場所によってはOK、全面直火は禁止など、キャンプ場によってルールはさまざま。事前にチェックしておこう。
芝生や地面を痛めないように
芝生のサイトでは、焚き火台を使っていたとしても熱で地面の芝生を痛めてしまうことがある。せっかくのきれいな芝が茶色く焦げてしまうことも。
キャンプは「来た時よりも美しく!」が基本。焚き火シートやプレートで地面を保護しよう。
ロゴス たき火台シート 1700円
ファイバーグラス製の耐火シート。火床から落ちる火の粉や炭、熱から芝生やウッドデッキを守ってくれる。
熱に強く耐熱温度は約500℃。2つ折りにすれば卓上グリルをテーブルで使う際にも使える。
Illstration/高橋未来
Text/加茂光
出典/ガルヴィ2019年6月号
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