意外と知らない“雨キャンプ”の対処方法!快適に過ごすための簡単なコツ5選
キャンプに雨はつきものだけど、その対処方法を知っているのと知らないのとでは、キャンプの快適さが変わってくる。
そこで今回は雨が降っても焦らないサイト選びを紹介!
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【雨キャンプの心構え】
雨キャンプはムリをすると危険なこともある。天気予報を必ずチェックして、台風など悪天候時には諦める勇気も大切だ。
またキャンプ地を変更したり、2泊のところを1泊にするなど、計画を変更して、安全第一で臨機応変に対応してキャンプを楽しもう。
①水はけのいいサイトを選ぶようにしよう
雨が降って水たまりができるようなサイトでは、やはり過ごしにくい。
サイトを自分で選べるキャンプ場なら、水はけのよさそうなサイトを選ぶこと。
サイトの種類では、砂利や芝生のサイトは比較的水はけがよく、土のサイトは水はけが悪い場合が多い。
キャンプ場自体が水はけの悪い立地なこともある。
少しでも雨が心配な時は、キャンプ場選びの段階からサイトの種類を確認したり、キャンプ場に確認してから予約するようにすれば安心だ。
➁雨を防ぐ林間サイトを選ぶのもあり
サイトの上が木々に覆われている林間サイトなら、枝や葉が雨を遮ってくれるので、何もないサイトより雨はしのぎやすい。
小雨程度なら雨を感じない場合もあるので、林間サイトを予約するのも雨対策のひとつ。
ただし、サイトが松林の場合は、松ヤニが落ちてきてテントやクルマを汚す場合があるので、気をつけるようにしたい。
ちなみに松ヤニの汚れは中性洗剤では落としにくい。消毒用アルコールなどを使って根気よく落とす必要がある。
③水たまり跡を避けてテントを張るのが鉄則
指定された区画サイトに水たまりやその跡があった場合、区画が広ければそこを避けてテントを張る。
区画のスペースに余裕がないときは、キャンプ場に相談してサイトを変更してもらう。それが難しければ、グランドシートを敷いて対処するようにしたい。
ブルーシートでの代用も可能だが、その際はフロアシートからはみ出さないように敷かないと、ブルーシートに雨水が溜まり、かえって浸水の原因になるので注意しよう。
コールマン グランドシート/300
13,600円
テントフロアを傷や汚れから守るシート。防水性が高いのでフロアの防水性も高める。
フロアサイズ300×300mmのテントにピッタリ。
④川の近くは増水の恐れがあるので避ける
雨が続くと川が増水して、河原が浸水することがある。
キャンプサイトは基本的に、簡単に増水するような危険な場所に作られていないが、まれに増水で浸水するサイトもある。
そんな場合に備えて、雨予報の時は、川の近くのサイトは避けるようにしたい。川が近くを流れていても、サイトが高台にあれば安心だ。
またキャンプ場は晴れていても、川の上流では雨が降っていることもある。
そういう時も川は増水するので、天気予報や当日の雲行きには十分に注意しておこう。
⑤アプローチが急勾配のサイトは避ける
少しばかり高台にサイトがある場合、アプローチが急なことがある。
そんな時、雨が降って地面がぬかるむと、クルマがスリップしてしまうことも。
4WD車であれば問題ないが、トルクの小さなクルマの場合は、登れないことがある。
「ウチのクルマだと登るのは難しいかな……」と思ったら、できるだけ傾斜のないサイトを選ぶようにしよう。
サイトを指定された場合は、傾斜を登らないですむサイトに変更してもらえないか、キャンプ場に相談してみよう。
TEXT/牛島義
ILLUST/岡本倫幸
出典/ガルヴィ2020年6月号
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