「雨キャンプの時は絶対やって」ひとつ工夫するだけ!超快適になるテント&タープ設営術4選
キャンプに雨はつきものだけど、その対処方法を知っているのと知らないのとでは、キャンプの快適さが変わってくる。
そこで今回は雨が降っても困らないためのテント&タープ設営術を紹介!
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【雨キャンプの心構え】
雨キャンプはムリをすると危険なこともある。天気予報を必ずチェックして、台風など悪天候時には諦める勇気も大切だ。
またキャンプ地を変更したり、2泊のところを1泊にするなど、計画を変更して、安全第一で臨機応変に対応してキャンプを楽しもう。
①雨に強いペグダウンで倒壊しないタープ張り
雨が降って地面がぬかるんでしまうと、ペグが抜けやすくなる。
すると、晴天時なら抜けたりしないような風でも、簡単に抜けてしまうことがある。
雨が降ってきたらロープのたるみと一緒に、ペグの様子も定期的に確認して、倒壊を防ぐようにしよう。
簡単に抜けないように、ペグを2本打ちにして力を分散させたり、雨水がロープを伝ってペグへ流れないように、別のロープで雨の逃げ道を作るようにすれば安心だ。
➁ペグとロープでしっかり固定して雨風に負けないように
タープのペグは、地面がぬかるむと抜けやすくなるため、抜けにくい工夫が必要だ。そのひとつが全長の長いペグを用意しておくこと。
とくにメインポールのペグが抜けると倒壊するので、ここだけでも長めのペグを準備しておきたい。
またテントは、ロープをペグダウンしておかないと風が強くなったときに飛ばされてしまうことがある。
雨や風が強くなってからでは作業が大変になるので、設営時にきちんと張っておこう。
キャプテンスタッグ 鍛造ソリッドペグ500
3200円
強度と耐久性に優れた鍛造製のペグ。全長500mmと長いので簡単に抜けることはない。
キャプテンスタッグ ジュラルミンT型ペグ30cm2本組
1600円
断面がT字のジュラルミン製ペグ。表面積が広いので摩擦抵抗が大きく抜けにくい。
③タープに雨水が溜まらない工夫をしよう
雨が降るとタープがたるみ、どうしても雨水が溜まってしまう。そうなるとタープの倒壊につながるので、雨水を逃がす工夫が必要だ。
例えば、グロメットからロープを引いてペグダウンする。ロープを引いた部分が低くなるので、そこを伝って雨水が逃げていく。
また、長さ調整可能なポールとポールエンドロックを使って、雨水が溜まりやすい場所を高くすることで、雨水が溜まるのを防ぐことができる。
ロゴス システムロックポール230cm
2500円
長さ調整可能なポール。タープを押し上げ雨水が溜まるのを防ぐポールエンドロック付き。
ポールエンドロックはタープの抜け防止にも使える。
④テントとタープを連結して濡れずに移動する
テントとタープを行き来するたびに濡れるのはうっとうしいし、いちいち傘をさすのも面倒。
しかし、テントの出入り口とタープをつなげてしまえば、行き来のたびに濡れてしまうことがない。
ヘキサタープのサイドをテントの前室にかけてレイアウトしたり、セッティングテープを使って「オガワ張り」にするのも有効だ。
大きめのタープやシェルターに、小型テントを入れてしまう「カンガルースタイル」も、少人数ならあり。
ogawa システムタープ ヘキサDX
4万9000円
セッティングテープを使ってテント前方へ張る、通称「オガワ張り」ができるタープ。
コールマン エクステンションウェビングキット
4500円
ヘキサタープにつなぐことで「オガワ張り」ができるようになるテープ。長さ調節も簡単。
TEXT/牛島義
ILLUST/岡本倫幸
出典/ガルヴィ2020年6月号
2023年6月(一部更新)
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