「究極の雨対策」キャンパーが見落としがち!意外と気付きにくい注意点まとめ
キャンプに雨はつきものだけど、その対処方法を知っているのと知らないのとでは、キャンプの快適さが変わってくる。
そこで今回は、意外と気付きにくい雨の日キャンプの注意点を紹介!
【雨キャンプの心構え】
雨キャンプはムリをすると危険なこともある。天気予報を必ずチェックして、台風など悪天候時には諦める勇気も大切だ。
またキャンプ地を変更したり、2泊のところを1泊にするなど、計画を変更して、安全第一で臨機応変に対応してキャンプを楽しもう。
■料理はできるだけ生地やロープから離れて行う
引火する危険があるので、タープ下にキッチンを作らないのがキャンプの基本。しかし雨の日となれば話は別。
濡れながら料理を作るわけにもいかないので、タープ下にキッチンを作らなければならない。
その際はツーバーナーなどの火を、できるだけタープから離すように、低いポジションにレイアウトする。
大きめのローテーブルがあると便利だが、小さめのローテーブルでも、複数並べれば使いやすいキッチンができる。
テントファクトリー スチールワークスFDテーブル900
6500円
ロースタイルのキッチンテーブルにも使える、幅900mmのワイドなスチール製テーブル。
■雨の日の焚き火は基本的にガマンして
雨の日に焚き火を起こすのはスキルがないと難しい。
起こせたとしても煙がたくさん上がってしまうことが多いので、まわりのキャンパーに迷惑をかけることになる。
やはり雨の日は、基本的に焚き火はできないものと諦めよう。
また、「難燃素材」の生地を使ったタープもあるが、こちらも焚き火は基本NG。
難燃素材はあくまで“燃えにくい”素材なだけで、燃えないわけではない。
タープを保護する難燃シートが販売されているが、こちらも直で火があたれば危険。くれぐれも注意しよう。
■濡らしたくない荷物はクルマに避難
雨が降ってきたら、タープの外に置いてある荷物は、濡れない場所へ移動が必要。
またタープの下にある荷物も、雨が吹き込むとビショビショになることがある。
濡らしたくないなら、早めの移動を心掛けたい。いちばん安全なのはクルマの中。カメラなどの精密機器は、真っ先に避難させること。
クルマは、できるだけタープの近くに止めると行き来しやすい。雨が降りそうなら、タープとクルマが近くなるように設営時からレイアウトしておこう。
■念のため寝る前にタープを低くする
寝ているあいだは、こまめにタープの状態が確認できない。タープに雨が溜まって倒壊することがないように、タープは低く張って寝るようにしよう。
メインポールの長さを短くし、タープのサイドを直接ペグで打ち込んで固定。これなら風が吹いても簡単に倒壊することがない。
スクリーンタープの場合は、ペグやロープに緩みがないかをしっかりと確認し、雨が吹き込まないようサイドパネルを閉めてから就寝しよう。
TEXT/牛島義
ILLUST/岡本倫幸
出典/ガルヴィ2020年6月号
【あわせて読みたい】
「最強の悪天候対策」上級キャンパーはみんなやってるタープの設営テクニックを紹介!
「かっこよすぎる」キャンプガチ勢が利便性を徹底追及した究極のギアセットとは!?
「天才すぎる」ギア研究家が厳選したアウトドアの7つ道具が優秀すぎた…!