「スノーピーク伝説のテント」日本の気候を完全攻略したテントが思った以上に快適すぎた…!
日本のキャンプに快適さをもたらしてきた名作テントがある。
われわれ日本のキャンプライフを支え、また他メーカーの開発にも影響を与えてきた、その歴史をひもといてみよう。
今回はスノーピークのドームテントについて。
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日本の気候を考慮したスノーピークのドームテント
オートキャンプが一大ムーブメントを見せはじめた1980年後半〜1990年。
当時のテントは、居住性にすぐれたロッジテントと、山岳系をベースとした大型ドームテントのどちらか2択だった。
1990年になって、スノーピークは山岳系とは一線を画した快適なドームテント「アメニティドーム〈エルフィールド〉」を作り出した。
これが現在のスタンダードなテント「ランドブリーズ」の原型だ。
フライシートにフレームを通し、インナーテントはフライのループにつるす「ソリッドレイヤーシステム」を採用し、インナーテントとフライの間に確実に空間を生みだし、保温性と防水性を確保していた。
現在のランドブリーズが登場したのは1996年のこと。
第2次オートキャンプブームの最盛期が1994年頃なので、ちょうどブームが落ち着き、キャンパーの目が肥えたころに、こだわりのスペックを携えて登場したのだ。
春の強風、長雨、夏の多湿など、日本のフィールドは荒れるとなかなか過酷な環境となるのだが、それにも負けない耐候性は人々の心をわしづかみ。
現在は、ランドブリーズシリーズの構造をベースにしたドックドームが同社テントに加わりキャンパーの“わくわく”を呼び起こしている。
現在のテント
■スノーピーク ランドブリーズ6
大きく開く背面パネル、風に強いフレームワーク、マッドスカート装備など、暑さと湿気、冷え、そして風という過酷な環境に負けないのがランドブリーズ。
同社タープとの親和性も大きな魅力だ。
フレームの交差ポイントが多く、建てやすいのに非常にタフ。
シリーズ最大のテントで、大人4人と子ども2人での就寝に対応する。ほかに2(2人用)と4(4人用)もラインアップ。
■スノーピーク ドックドームPro.6アイボリー
ランドブリーズのフレームワークをもとに、フレームを外側に通すことで耐候性・居住性はそのまま、インナーテントを取り外してシェルターとしても使える。
フライとインナーのメッシュ位置が同じなので開放感が抜群だ。
【問】スノーピーク
TEL 0120-010-660
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2017年7月号
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