「考えた人天才すぎる」超快適に過ごせるLOGOSの名作テント
日本のキャンプに快適さをもたらしてきた名作テントがある。
われわれ日本のキャンプライフを支え、また他メーカーの開発にも影響を与えてきた、その歴史をひもといてみよう。
今回はロゴスのPANELシステムについて。
日本のキャンプが劇的に快適になった
キャンプの敵は、なんといっても悪天候。
弱い雨でも、長時間降り続けるとテントやタープの上に水がたまりやすくなる。
この不満を解消したのが、ロゴスのPANELシステム。
キャノピーの生地にクロスさせたフレームを通すことで、弧を描くようにさせるのだ。
これにより、雨は驚くほどスムーズに流れ落ち、ルーフにたまることはない。
おもしろいのはPANELにすることで、ランタンなど小さいけれどちょっと重いモノをつり下げることもできること。
また、ドアの開閉はパタンと閉じるだけでOKなので、出入りが多い時間帯はじつに快適だ。
このシステムが発表されたのは2012年。人々がアウトドアに再び興味を持ち始めたころだ。
90年代の「アウトドア=男の趣味」というイメージから、オシャレでナチュラルなライフスタイルに転換され、だれもが簡単、快適にキャンプを楽しめるモノを欲していたため、同社のPANELシステムは時代にぴったりマッチ。
今も「PLR」などシステムを生かしたラインアップが自慢だ。
現在のPANELシステム
■ロゴス neos PANELスクリーンドゥーブル XL
ドアパネルに強度と居住性に優れたPANELシステムを採用したドームテント。
インナーテントはつり下げ式なので、シェルターとして使ってもいい。
PANELシステムはクルマとの連結が簡単にできる。
弧を描いているので、空間が広くなり水がたまりにくいのも大きなアドバンテージとなっている。
PANELの真ん中にバッテリーランタンをつり下げられる。
これこそ、フレームを通すPANELシステムだからできることだ。
クルマへの接続は、専用の吸盤で。きっちりクルマのドアの上に屋根ができるので、雨の日の出入りが大幅に楽になる。
■ロゴス neos プレーリー2ルーム・PLR L-AG
建てやすく、広々とした新作2ルームテント。
PLR搭載なので、必要なときにneos Link Panel・PLRを取り付け、クルマやテントと接続して思い通りのレイアウトを楽しめる。
■ロゴス neos Link Panel・PLR(142×200cm)
PLR搭載のテントやシェルターに装着する後付けパネル。
天気がいい日は通常のファスナー式パネル、雨が予想されるときはコレを取り付けるなど、自由に装着。
【問】ロゴスコーポレーション
TEL 0120-654-219
TEXT/大森弘恵
出典/ガルヴィ2017年7月号