失敗したくない人必見!テントを購入する前に知っておきたいテントの豆知識
テントについて「今さら尋ねることができない小さな疑問」は思いのほかたくさんあるはず。
そこで、知りたい用語をこっそり紹介しよう。
今回はインナーテントについて。
インナーテント
内側に取り付けるテントで、この中に入って眠る。
外側のフライシートが雨を防ぐので、上部の撥水性は不問。
フライシートとインナーテントの間に空間を設けることで空気の層が生まれ、暖かく、結露を防ぐことができる。
フレーム
テントを形作る骨組み。
ドームテントはフレームのしなりを利用するので細めで軽い素材が多く、ロッジ型テントは直線的でフレームを組み合わせるため極太のスチールが用いられることが多い。
スリーブ
フレームを通す袋状のもの。
差し込むだけなので、テントの上部など手が届きにくい場所も無理なくフレームをセットできる。
片側が閉じていれば、設営中にフレームが外れづらく、設営しやすいが、その分重い。
フック
フレームに、インナーテントやフライシートを固定するもの。
インナーテントがフック式の場合、フライシートをシェルターのように独立して使用できる場合が多い。
悪天候時もサッと引っかけられるメリットもある。
フロア
インナーテントの底部分。
インナーテントの上部はフライシートが雨を防ぐが、下部は雨水が流れ込むことがあるので耐水性の高い生地を使用し、縫い目もシールされているものがほとんど。
バスタブ構造
フロアが一枚のシートではなく、バスタブのようにマチが付いているものをバスタブ構造と呼ぶ。
マチがないものより防水効果が高いのがメリット。
ドアパネル
テントの出入り口。写真のように大きく開くD型ドアが主流。
日本では、メッシュのドアも併用しているものが多い。
1つのファスナーに、スライダーが2個付いているものだと、ベンチレーションのようにも使える。
ベンチレーター
換気に使うメッシュ窓。
熱い空気や水蒸気は上部に向かうので、上部から排気して、フレッシュな空気を下部から取り入れる。
湿気も排出できるので、結露防止に役立つ。ベンチレーションとも言う。
スカート
フライシートの裾に付いた薄い生地。
冷気や風がテント内に入りにくいので、秋冬のキャンプで効果を発揮する。
スカートをペグダウンしたり、雪を載せると保温効果はさらにアップ。マッドスカートとも言う。
出典/ガルヴィ2017年7月号