“自在金具”の正しい使い方とは…!?位置はテント側?それともペグ側?
テントについて「今さら尋ねることができない小さな疑問」は思いのほかたくさんあるはず。
そこで、知りたい用語をこっそり紹介しよう。
今回は自在金具について。
金具の位置はテント側?それともペグ側?
自在金具を通して調節するのは、テント側がいいのか、それともペグ側がいいのだろうか?
一般的なテントはペグ側になっているが、雪中キャンプなどペグが隠れるような場合はテント側で調節するほうが断然便利。
もちろん、一年中テント側で調節できるようにしても大丈夫。
ペグ側に自在金具をセット。ペグをハンマーで打ち込む際、張り綱を外しておくが、この方法だとあとからペグに引っかけやすい。
テント側に自在金具を取り付けた場合。上部で調節できるのでドロドロの地面でも調節時に手を汚しにくい。
金属製や三角形などすべりづらいものを選択
自在金具は、くの字に折れたプレートと穴による抵抗ですべりやすい張り綱の長さを固定できる。
プラスチック製だとどうしても角が丸く、抵抗が低くなる。
できればエッジがきいた金属製の自在に取り替えたい。
三角形の自在金具は、溝によってきっちり張り綱をホールドする。
ただし、どちらも正しい方向で使わないと意味がない。くの字の向き、三角の向きをよく覚えておこう。
張り綱は、自在の山の下から稜線を通って降ろすのがもっともスタンダード。
中央に穴がある金具は、穴を通して巻き付けるようにしてもいい。
自在金具が壊れたら自在結びで対応
自在金具を壊したり、なくしたりしたらどうする?
答えは、自在結びで対応。難しく思えるが、巻き付ける向きに気をつければいいだけで、非常に簡単で有用な結び方だ。
すぐに覚えられるので試してみて。
出典/ガルヴィ2017年7月号