キャンプの達人が使うギアが天才すぎる…!優秀さを徹底追及した装備の秘密とは…!?
宮城県でシーカヤックのインストラクター兼ガイドをしている紺野祐樹さん。
その紺野さんがシーカヤックで出掛ける1泊2日夏ソロキャンプの装備を紹介してくれた。
【あわせて読みたい】【バイク誌編集長プロデュース!】ここでしか買えない驚きの焚き火台セット!
紺野祐樹さん
宮城県仙台市のシーカヤックスクール「アースクエスト」のオーナー。
生まれも育ちも女川町。海や山が遊び場で、自然の中で過ごす「足」としてシーカヤックを始める。
インストラクターでありガイド。多くのツアーを企画する。
必要なものを見極める
荷物を持ちすぎないことが最大のポイント。
なにが必要で、なにが必要ないかを見極めよう。また、キャンプをする上で十分なタフさを念頭に、値段だけで決めないように!
質の高いものを購入することをおすすめする。あとは、こだわりのアイテムを手に入れると愛着がわく。
①シーカヤック
パドルコースト/ナギ
容量、スピード、安定性、操作性が高次元でバランスしている傑作艇。
パドルコーストのカヤックは、非常に頑丈で耐久性も高い。船大工が艇を作る最高のカヤック。
②スニーカー
島での散歩時など、陸上で歩きやすいシューズも必要。キャンプサイトではビーチサンダルも必携。
③スプレースカート
サンディーライン/ベーシックスクール
伸びが良くてしっかりとした付け心地。
④着替え入れ
シートゥーサミット/ランドリーバッグ&ドライバッグ
着替えは、ドライバッグへ。ランドリーバックも併用。
⑤カメラケース
モンベル/コンパクトカメラケース
しっかり取付できて、カメラの出し入れもスムーズ。
⑥PLB
ACR/RESQ Link+
海に出るならPLB。ワンタッチで衛星経由の救難信号と位置データが海上保安庁へ通報される。
本体からはビーコン電波も発信され、捜索側の負担を劇的に減らせる。
⑦ライフジャケット
コーカタット/ローニンプロ
肩周りが広くて、余計な出っ張りが無く、アクセサリーホルダーの位置も良い。
クイックリリースベルト+カウテールは、ガイドの必需品。カヤックを担ぐときのために、肩にはパッドを追加している。
⑧焚き火台
ユニフレーム/ファイアースタンド2
コンパクトで軽量な焚き火台。シンプルなのが一番。
⑨キッチンペーパー
使い道色々。
⑩ファーストエイドキット
怪我をした時に必須。
⑪マキリ
岩切の鍛冶屋 ロープの切断から魚捌きまでできるオリジナル。
⑫包丁
両刃の三徳包丁で使い勝手がよい。
⑬ストーブ
SOTO/ムカストーブ
レギュラーガソリンが使えて、取り扱いも楽なガソリンストーブ。燃料代が劇的に下がる。
悪条件下では、ガスよりもガソリン。
⑭カラトリー入れ
テンマクデザイン/ロールケース
お玉とかフライ返しとか、かさばるキッチン周りの小物を収納。ロール式で形がばらばらなキッチンツールもまとめやすい。
⑮クーラーバック
ICEMULE/クラシッククーラーM
ロールダウン方式のソフトクーラー。非常に保冷力が高い。
⑯ビリー缶
中に、お椀とかシェラカップが入っている。上から吊り下げられるコッヘルが便利。
コッヘルは、アルミが一番。軽いし熱の伝導性が良い。
⑰ボトル
モンベル/アルパインサーモボトル
沸かしたお湯は、すぐに魔法瓶へ。
⑱急須
アルミの急須。デザインが好き。
⑲お椀、シェラカップ
お椀は100円ショップで買った漆塗りのプラ製。シェラカップは、シェラクラブのオリジナルを愛用。
⑳水タンク
浄水器に付属の水タンクを単独使用。
㉑ドライバック
身の回りのモノは、全てこれに。
財布、予備の携帯、携帯、止血用品、ライター、たばこ、細引き、ヘッドライト、ラジオなどが入る。
㉒テント
アライテント/トレックドーム2
軽量で設営も撤収も楽。縫製が良くて、アフターサービスも万全。長く使えるテント。
㉓雨具
モンベル/レインハット、ポンチョ、レインチャップス
蒸れにくいように考えた末に快適ウエアをチョイス。
㉔シュラフ
モンベル/ダウンハガー6
夏の季節はコンパクトで薄手のシュラフで十分。
ダウンは濡れると大変だが、濡らさない工夫をして使うと非常に良いシュラフ
㉕タープ
アライテント/ビバークタープ
応用範囲が広いのは、チェルトよりもタープ。
㉖スリーピングマット
シートゥーサミット/コンフォートライト インサレーティッドマット
断熱材入りのスリーピングマット。冬でも快適。
㉗パドル
ブラチャ/トルネード
キャッチが良く、ブレードもぶれにくい水切れの良いパドル。
㉘ブランケット
エマージェンシーブランケット。色々使えて保温力もある頼もしいシート。
積載のコツを伝授
軽くて濡らしたくないものは、カヤック前方の荷室へ詰め込もう。
水が入ってきても前方まで水がはいることはまずない。
重いモノで比較的濡れてもよいものは重心近くの荷室へ入れて安定させる。
かさばるものは最後にのせるように入れるのがコツ。
ご覧のとおりすっきり収納できる。よく考えて、持ち物を選ぶことがポイント。
今回のようにキャンプ場泊ならレンタルを利用する方法もアリ。
紺野流こだわりギア
アルマイト銀河急須
クラシカルなデザインと機能性。
キャンプだからこそ、おいしいお茶が飲みたい。雰囲気含めコレ。
マキリ
三陸の漁師が舟で使うマキリと呼ばれる刃物を、仙台市岩切の鍛冶屋で作ってもらった。
魚もさばけて、ロープも切れるすぐれもの。
SOTO/ムカストーブ
着火操作がしやすいガソリンストーブ。軽くて寒さにも強く、レギュラーガソリンがそのまま使える!! ガイドの燃料費を節約できるのもこのストーブのおかげ。
クーラーバック
最強のソフトクーラーだと思う! 使ってみてほしい。
水タンク
浄水器に直結できる2ℓの水タンク。持ち運びしやすく便利。
PHOTO/真下裕
TEXT/中澤淳史
出典/ガルヴィ2018年8月号
【あわせて読みたい】
「知らないと損」少し工夫するだけで保冷効果倍増!クーラーボックスの保冷術6選
「そんな使い方あり?」調理に最適な熾火の“じゃない”使い方が画期的すぎた…!
“キャンプ歴20年”のベテランキャンパーの車中泊スタイルが快適すぎた…!