「ソロキャンプって怖くないの?」女性キャンパーの納得の回答とは…?【人気記事】
今回は9月に公開した記事の中で、アクセス数が多かった人気の上位3記事<テクニック編>をお送りします。どんな記事をみなさんが気になったのでしょうか?
第3位
「これなんだと思う?」小枝がキャンプで大活躍…!?このギアの正体とは?
フィールドで使う道具は己の分身。だから自ら作りだす。それが長野修平さんの道具作り。
今回は、小枝の洗濯ばさみの作り方を紹介してくれた!
長野修平さん
ネイチャークラフト作家、野外料理人。
スウェーデンのモーラナイフ公認日本・台湾アンバサダー。著書「里山ライフのごちそう帖」(実業之日本社)他。
今回の素材 小枝
細かな枝分かれのある雑木の枝。
これはタモの木の枝だが、ツバキやモミジ、ケヤキやナラなどウルシ科やトゲのある木以外、大抵の雑木が使える。
乾燥する前のものが柔らかく削りやすい。
今回のマイツール
木の持つバネを生かした洗濯ばさみ
アメリカ開拓時代を描いた、トム・クルーズ主演の「遥かなる大地へ」だったと思う。
アイルランドでの貧しい農民暮らしの中、地主に父を殺され家も焼かれた主人公が、新天地アメリカへ渡り、最後は荒野で自分の土地を得るというもの。
その映画の中に洗濯ばさみのシーンがあった。
木造の宿で下着を干していたトム・クルーズのポケットに差し込まれていたのが、木の棒へ切れ込みを入れただけのシンプルな洗濯ばさみ。
彼はヘンリーネックの生成りシャツをロープへかけるとポケットからその洗濯ばさみを1本ずつ抜き、上からザクっと差し込む。
まるでナイフを地面や丸太へ突き立てるようなその仕草は、なんとも男心をくすぐる。
そのときの記憶を頼りに作るのが、今回の洗濯ばさみだ。
小枝の洗濯ばさみの作り方
①穴を開ける
枝分かれ近くは繊維が複雑に絡み丈夫なので、そこをはさみの又部分にする。
さらに切断する前の長い棒状の方が木割れしにくいので、長いままでドリルで穴を開ける。刃は8mm径。
②長さをそろえる
次に洗濯ばさみの大きさへ揃えていく。
今回の大きさは15cm。穴を開けた上の枝分かれ部分がはさみの又位置なので、その上と、そこから15cmのところをノコギリなどで切り出す。
③先端が細くなるように削る
はさみの先は若干細い方が使いやすい。
穴のある又側から先端に向かって皮を剥きつつ徐々に細く。
削る際、ナイフを動かさず固定し、枝の方を手前へ引くようにすると安全にキレイに削れる。
④切れ込みを作る
ブッシュクラフトなどで用いるバトンという木槌とナイフを使って、はさみの先から穴のところまで切れ込みを入れる。
先端に見える年輪の芯へナイフを当て、その芯の上から木槌で叩く。
⑤穴の位置で止める
ナイフの刃が枝へ入ったら、ナイフのグリップを少し捻って切れ込みを徐々に深くしていく。
穴の位置まで来ると刃の厚みで枝が鳥の嘴のように開き、パキッという音とともに割れ止まる。
⑥面取りをする
ドリルで開けた穴はササクレなどを防止するために面取り。
ナイフ先端の細い部分を使い、木目に逆らわない向きで削る。
4、5で切り込んだ部分の角なども含めすべて滑らかにする。
⑦ロープを結ぶ
又部分の穴へロープを輪にして結ぶ。
束ねてまとめたり、ぶら下げたり、引き抜いたりするのに便利だ。ここでは太さ3mmのパラコードを使用。
⑧ 完成!
TEXT/長野修平
PHOTO/中里慎一郎
出典/ガルヴィ2018年8月号
第2位
「これこそキャンプ」キャンプ上級者のキャンプがあまりにも最高すぎた…!
夏といえば海。でもキャンプもしたい。
そこでオススメしたいのが宮城県気仙沼市の大島での島キャンプ。
地元の紺野祐樹さんに、大島でのリラックスキャンプを紹介してもらった!
※2018年の記事に基づいているため、記載内容が現状と異なる場合があります。
紺野祐樹さん
宮城県仙台市のシーカヤックスクール「アースクエスト」のオーナー。
生まれも育ちも女川町。海や山が遊び場で、自然の中で過ごす「足」としてシーカヤックを始める。
インストラクターでありガイド。多くのツアーを企画する。
ひたすらのんびり過ごすこと
気仙沼大島キャンプ場での受付を済ませたら、海の見えるフリーサイトへ。
そこから望む太平洋は爽快で、しばらく設営を忘れて芝生に寝転んで風を感じたくなる。
今回のキャンプ場での目的は、ひたすらのんびり過ごすこと。
まずは景色を眺めて、テントの設営場所を決定。
人に迷惑をかけない範囲で最高のロケーションを選ぼう!
場所選びにはしっかり時間をかけたい。
ソロテントを建て、雨に備えてフライシートを張る。さらにタープを張り、本日のベースが完成。
海を臨める視界は良好だが、風が抜ける場所でもあるから、ペグは幅広、設営角度は風に対して最小の面積になるように。対策もバッチリだ。
タープで日をよけ、その下にテントを配置して雨と寒さ対策もしっかりと。
そして自分の手の届く範囲にチェアやコッへルを置く。
ユニフレーム ステンレスペグ
幅広で抜けにくく、ゴロタ石の浜~砂浜までをカバーしてくれる。ペグを選ぶポイントは、使用場所、使用するテントに合わせて最適なものを選ぶこと。
食事はレトルトで済ませる。紺野さんこだわりの急須でお湯を沸かし、コーヒーを片手に海を眺め、幸せに浸るのだった。
簡単な食事のあとはお楽しみのお酒に自然と手が伸びる。
最高の朝を迎えれば、キャンプは成功したようなもの。
■休暇村 気仙沼大島キャンプ場
大島は「日本一星がきれいな港町」と言われるほど星空がすばらしい。
他にも海や山のアクティビティが楽しめ、手ぶらでキャンプもできる。
■島の味処 こまつ
海の幸をふんだんに使ったラーメンは種類も豊富で絶品。
さらに海鮮を使った定食は味わい深く、デザートからお酒も揃う大島の台所。
やさしい店主と女将さんが迎えてくれる。
海老味噌ラーメン
■大島汽船
気仙沼と大島を25分でつなぐフェリー。
1時間に1本出ているので使い勝手は非常によい。長さによって追加料金を支払えば、シーカヤックを積んで移動できる。
わからないことは受付で丁寧に教えてくれる。
PHOTO/真下裕
TEXT/中澤淳史
出典/ガルヴィ2018年8月号
第1位
「ソロキャンプって怖くないの?」女性キャンパーの納得の回答とは…?
SNSやYouTubeでキャンプ用品等の情報を発信する女性キャンパーのマイキャンさんがInstagramを更新。女性のソロキャンプを安全に過ごせる極意を教えてくれた。
「ソロキャンプって怖くないの?」マイキャンさんの回答は?
マイキャンさんは「ソロキャンプって怖くないの?」「ソロキャンプについて結構聞かれる質問です」と投稿。
質問に対して「野営とか野営に近い無人キャンプ場とかだと身の安全守れないから私は行きません」とコメントし、「ソロキャンプをする時は」「行き慣れたキャンプ場で」「管理人さんが知っていてくれていて」「どんな状況になってもここなら大丈夫!」「っていう場所に行きます」と回答した。
さらに「それ以外の、初めて行くキャンプ場や無人キャンプ場へは」「仲間や友達とのソログルキャンプやグループキャンプで利用します」と綴り、最後に「最近はソロキャンパー向けのキャンプ場や女性向けのキャンプ場も増えてきてキャンプ場選びも楽しい」「自分のスタイルに合ったお気に入りのキャンプ場」「是非探してみてくださいね〜」とコメントした。
この投稿にファンからは「女性のソロキャンプは、場所選びが大切ですね‼️」「安全第一ですね」「もっと女性ソロキャンが安心して出来る環境が増えると嬉しいですね」とコメントが届いた。
いかがでしたか? 他にも魅力的な写真が投稿されているので、ぜひマイキャンさんのInstagramをチェックしてみてくださいね!
【参考】
※my.camp.style/Instagram
以上3つの記事がみなさんに読まれた9月のおすすめテクニック関連記事のトップ3でした。
1位の女性ならではのソロキャンプの悩みや不安は多くの方が関心を持ったようです。
これからもビギナーの方からベテランまで多くの人に読まれるテーマの記事をたくさん盛り込んでいきます。今後もお楽しみに!
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