「子供が自分から手伝う」“アウトドアの達人”が教えるファミリーキャンプのテク
ファミリーキャンプは家族みんなで楽しむもの。
子どもだってメンバーの一員なのだから、積極的にお手伝いをしてほしい!
そこで楽しくお手伝いをしてもらうコツをアウトドアの達人・小清水哲郎さんに聞いてみた!
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小清水哲郎さん
アウトドア・ライフスタイル・プロデューサー。
野外教育指導者の育成に携わること25年。家庭では二児の父。
キャンプは子供が成長する機会
キャンプの作業は、大人が行なった方が早いため、つい、子供たちが手伝う機会を奪ってしまいがち。その結果、お手伝いしない子になってしまうことも…。
「子どもがやったことがないこと、初めてやることなどを見つけてあげるんです」と小清水さん。
「設営は手伝ってくれなかったとしても、料理はどうですか?
奥が深いから、初めての経験が見つけやすい。一つひとつクリアしていくことで、自己肯定感も上がります」。
キャンプでは親子でも「仲間」
家庭ではどうしても、親子という上下関係がある。
けれどキャンプでは、「その上下関係はなくすイメージ。フラットな関係で」と小清水さん。
「例えば、キャンプ初心者の友人がなにか失敗をしたとしても、いきなり叱ったりはしませんよね。
それよりも、できることや得意なことをたくさん手伝ってもらったほうが、キャンプ全体の雰囲気が良くなります。
それと同じ。一緒にキャンプを楽しむ仲間と考える。そのイメージを前提として持つことが最初の一歩です」。
失敗も成功も、楽しむ気持ちで
子どもが失敗しそうになると、ついつい口を出してしまいがち。
だからお手伝いは簡単なものばかりで……。
「キャンプ仲間なんですから、失敗も一緒に楽しみましょう。失敗してもチャレンジを重ねて成功させる。
よほど危険なことじゃない限り、口出しはしない。キャンプは少々大胆に、そんな経験ができる場です。
失敗も成功も一緒に楽しめる雰囲気を作ってあげましょう。お手伝いでの成功体験が、自己肯定感を高めてくれるはずです」。
PHOTO/逢坂 聡
TEXT/横山穂波
出典/ガルヴィ2020年8月号
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