【秋の旬食材をアウトドアで楽しむ】柚子の香りがうれしい薫製サーモンとイクラの親子丼
一年中、入手できる食材になったが、やはりサケの旬は秋。
そこでアウトドア上級者のカフェ店主・A-sukeさんがサケを使ったレシピを教えてくれた。
今回は薫製サーモンとイクラの親子丼。
A-sukeさん
東京・水道橋にあるカフェ「BASE CAMP」店主。
キャンプから狩猟まで広く深い知識と経験を持つ。
〈今回の食材〉サケ
いつでも手に入る食材になったけれど、もともとは秋が旬。
日本の川にサケが帰ってくるのが秋だからだ。
産卵のために帰ってくるのでイクラの旬もこの時期。
実はこの「秋鮭」と呼ばれる日本で獲れたサケは、産卵のために栄養を卵や白子に回しているので脂の乗りが悪い。
だから食の好みや食べ方によっては、通年手に入る輸入物、養殖物も悪い選択ではない。
それにもともとサケやマスの類は寄生虫がいて、生では食べられなかった。
近年サケの刺身が出回っているのは、養殖物のおかげなのだ。
薫製サーモンとイクラの親子丼
知っている人も多いと思うけど、サケはレモンと相性がいい。
加えてサケは薫製とも相性がよく、スモークサーモンとレモンの相性ももちろんいい。
レモンが合うなら、柑橘類のユズでもイケるだろ!ってレシピ。
さらにイクラを散らしてぜいたくな親子丼に。
材料
米 3合
サケ(刺身用) 1柵
ユズ 1/2コ
大葉 2~3枚
白ゴマ 少々
ミョウガ 1コ
イクラ 適量
〇酒 大さじ1
〇めんつゆ 大さじ5
〇水 470㎖
〇ショウガ 少々
作り方
①まずは米を研いで、水を切り、ジッパー付きビニール袋に材料の〇を合わせて30分以上おく。
キャンプ場に出かける前に準備しておけば時短になるし、手間も省けてオススメ。
②サケを薫製する。
軽く塩を振って、キッチンペーパーで水分を拭いてから2分間だけ燻す。
火は通ってなくて問題ない。
③米をダッチオーブンなどに移して②のサケを置く。
刻んだショウガを散らしてフタをして強火にかける。
沸騰して湯気が吹いたら弱火にして10分。その後10分蒸して米炊きは完成。
④③が蒸し終わったら、種が入らないようにユズを絞って、サケを崩しながらかき混ぜる。
⑤大葉とミョウガを刻んで、イクラとゴマを振りかける。
最後に刻んだユズの皮を載せて完成。
PHOTO/大畑陽子
TEXT/A-suke
出典/ガルヴィ2019年10月号