“キャンプだけじゃない!”バンライフで楽しむ出雲旅が最高すぎた…
バンライフを楽しむデザイナーユニット「シエルブルー」の2人。
3人の子どもたちも一緒に、山陰まで愛車で出かけると聞いて、編集部も同行させてもらった。
今回は出雲のアウトドアスポットを紹介。
シエルブルー 茨木一綺(ワカ)さん・実伽(アネゴ)さん
木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。
いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。
ニューマシンで新しいバンライフをスタート
GMCラリーSTXがゆっくりとを走り出した。
ステアリングを握るワカさんが目指すのは、埼玉の自宅から800km以上離れた出雲の街。
今回、新たな相棒となったGMCラリーSTXは、お気に入りのサンドベージュにペイントされている。
旅のメンバーはバンライフデザイナーユニット・シエルブルーの2人と3人の子どもたち。
忙しい日々を過ごす2人にとって、子どもたちとの時間を作るのも大変。
でも、いつでも行動できるクルマを持っているのが強み。
仕事をギリギリまでやりながらも、家族全員での旅ができてしまうのだから。
出雲大社周辺の濃厚な一日
高速を降りて出雲市に入ると、大渋滞。GMCラリーSTXが悲鳴を上げている。
水温が上昇してしまったのでエアコンを切って、前へ進む。
手間がかかるが、これも古いクルマとの付き合い方であり、楽しみ方だ。
最初にたどり着いた稲佐の浜。旅の疲れを癒しながら、砂浜を散策。
真っ白な砂浜にそそり立つ弁天島は圧巻。
今回の旅のメインともいえる出雲大社までは、稲佐の浜から約1㎞。
出雲大社では祈願を込めて、みんなでくじ引きを引く姿が。
書いてある言葉を読みながら、楽しそうにしている5人。
約1時間の参拝をして、参道を後にしたときは、みんなはクタクタ。
そこで、近くの魚屋さんの暖簾をくぐると、そこにはのどぐろの丼が。
脂がのった柔らかいのどぐろの刺し身がご飯の上に載せられている。
みんなが無言になってしまうほどのおいしさ。
関東では味わうことのできない丼だ。
こんな体験も全国を飛び回るバンライフならではの醍醐味だろう。
今日の宿泊地へ向かう前に、アウトドアショップ「B.S.K.K」(島根県出雲市大社町杵築東463-1)を訪ねる。
シエルブルーの2人が以前から行きたかったというスポットだ。
古民家を改装した店舗で、1階にはきれいな庭を眺めるカフェが併設されている。
ここでしばしの休憩をとることになった。
休憩も済んで、いよいよ今日の宿泊地である鳥取県の「FBI DAISEN」へ。
出雲から約2時間。米子を抜けると、地平線から威厳のある「大山」が突き出ていた。
TEXT & PHOTO/渡辺圭史
撮影協力/FBI DAISEN、B.S.K.K
出典/ガルヴィ2019年10月号