使っているとカッコイイ! 本物が選ぶべきブランドはこれ!
豊かな自然のなかでキャンプやアウトドアを楽しむのだから、環境に配慮したギアを使いたいと思うのは当然だろう。
そこで、各アウトドアメーカーがどのように自然環境に配慮しているか、その取り組みを紹介しよう。
【クリーンカンティーン】ステンレスボトルの草分け
体に悪影響をおよぼす環境ホルモンのBPAが話題となっていた2000年初頭のアメリカ。
そんな時代にBPAフリーのステンレスボトルを提案したのがクリーンカンティーンだ。
ステンレスはコーティングの必要がなく、リサイクルも可能。
そんなことからクリーンカンティーンは、環境にやさしいブランドとして、世界に認知されるようになった。
また2023年より、90%がリサイクルされたステンレスで作られた「ライズコレクション」を展開。
ステンレスから排出される温室効果ガスが50%削減されるという製品だ。
【ザ・ノース・フェイス】どのメーカーの製品でも回収してリサイクル
創業当時から、さまざまな環境保護活動に取り組んできたザ・ノース・フェイス。
現在も多岐にわたる取り組みを行っているが、そのなかでも代表的な活動が「グリーン イズ グッド」というプログラム。
これは、どのメーカーの製品でも回収してリサイクルする「グリーンリサイクル」、環境負荷を最小限に抑える素材を使う「グリーンマテリアル」、長く使えて修理もできる製品作りを心がける「グリーンマインド」の3つを柱とした取り組みだ。
このような活動を続けることが環境保護につながる。
【ヘリーハンセン】漂着物をTシャツに再生
ヘリーハンセンは海洋浮遊ゴミを回収する活動や、不要になったヨットの帆をトートバッグにアップサイクルするなど、水資源を守るさまざまな取り組みを行ってきた。
そして2023年には、海岸で回収したペットボトルを原料にしたTシャツを数量限定で発売。
ゴミを再生するという製造工程もさることながら、着る人が環境問題に向き合って、その製品を〝長く着続ける〟という環境アクションにもつながることも、この活動の大きなポイントだ。
TEXT/牛島義之
出典/ガルビィ2023年10月号